数十年前は、オフィスというと事務的なデザインやレイアウトが目立ちましたが、最近は洗練されたデザイン&レイアウトのオフィスが多く登場するようになっています。オフィスのデザインの良し悪しは、従業員の仕事へのモチベーションや、生産性向上に大きな影響を与えることもあります。
この記事では、最新のオフィスレイアウトやデザインを取り上げて、その特徴やメリットを解説していきたいと思います。
目次
1、最新のオフィスデザインやレイアウト15選!
1-1フリースペースやフリーアドレスを多用したデザイン4選!
1-2緑をふんだんに取り入れたデザイン4選!
1-3フロアにカフェスペースを設けたデザイン4選!
1-4開放的なスケルトンデザイン3選!
2、最新のオフィスデザインやレイアウトに取り込みたい3つの工夫
2-1壁面を有効活用する!マグネットペイントとチョークボードペイント
2-2足腰の負担軽減に良い昇降式デスク
2-3ペーパーレスを進める
3、まとめ
では早速、最新のオフィスデザインやレイアウトの例をいくつか見ていきましょう。海外のおしゃれなオフィスを思わせるようなユニークなデザイン例を15選紹介したいと思います。それぞれのデザインのメリットや特徴についても解説していきます。
1-1フリースペースやフリーアドレスを多用したオフィスデザイン4選!
フリースペースやフリーアドレスの例
参照:「WORK KIT」
まずは、フリースペースを多く取ったデザインです。従来のオフィスレイアウトと言えば、社員一人ひとりに個別のデスクが割り当てられていて、デスクのパソコンや書類、ファイル、文房具などは個人が管理していました。
しかし最近では、フリースペースやフリーアドレススタイルを取り入れる企業が増えてきています。
「フリースペース」とは読んで字のごとく、自由に活用できる空間のことです。パソコンを持ち込んで仕事をすることもできれば、同僚や上司と打ち合わせをするのに使う事もできます。また、エントランス近くにフリースペースを配置して、パーティションを使いながらクライアントを迎える場所としても利用可能です。
フリースペースのあり方は様々です。ダイニングテーブルを置いたり、ソファやクッションを配置したり、カフェ風のテーブルやチェアを置いたりできます。昔と違って最近のオフィス家具は、家庭用のものを連想させるようなデザインのものが多くあります。フリースペースを上手に活用するなら、部署や用途別に厳密な区切りをする必要性がなくなり、開放的な空間になります。
「フリーアドレス」とは、社員一人一人に特定のデスクを割り当てるのではなく、空いている場所ならどこでも座って仕事ができるようにしたレイアウトです。営業職など外出することが多い部署には特に向いているデザインです。
大量の書類をさばかなければいけない場合は、特定のデスクが必要かもしれませんが、モバイルPCやちょっとした書類だけを抱えてどこでも作業できるというケースでは、一つのデスクを占有する必要がありません。
デスクにフリーアドレスを導入するなら、その都度様々な人が近くで作業することになるので、部署を超えた様々な交流が生まれやすくなります。また、場所が変わることでちょっとした気分転換にもなります。
1-2緑をふんだんに取り入れたデザイン4選!
緑をテーマにしたオフィスの例
参照:「WORK KIT」
オフィスの雰囲気をもっとおしゃれにしたいなら、緑を取り入れるというデザインも有効です。最新のオフィス事情では、単に観葉植物をワンポイントとして配置するだけではなく、オフィス全体に緑を導入するケースも増えてきています。
緑色は目に優しく、気持ちも優しくしてくれる効果が期待できるので、社内コミュニケーションを促進したり、ストレスを軽減する目的で取り入れると良いでしょう。
職場におけるメンタルヘルスの必要性がよく指摘されていますが、オフィスデザインを通して日常的に癒しの空間を創るなら、社員のモチベーションも向上しやすくなります。
1-3フロアにカフェスペースを設けたデザイン4選!
カフェカウンターを導入したオフィスの例
参照:「WORK KIT」
最新のオフィスの中には、カフェカウンターをフロア内に設置するところも増えています。昔ながらのオフィスの場合、給湯室でお茶を入れたり、自動販売機などでコーヒーを買うのが一般的でした。しかし、給湯室が狭かったり殺風景な棚が設置されているだけだと、ゆっくり落ち着いて休憩時間を楽しむ余裕は生まれにくいでしょう。
しかし、フロア内にまとまったカフェカウンターを設置すると、社員たちはゆっくりリラックスしやすくなります。日本の街にはモダンでおしゃれなカフェがたくさんありますが、社内にそのような空間を取り込むことで、社員のやる気も向上します。
会社の中には専属バリスタも採用している本格的なところもあります。そこまではできないとしても、1坪か2坪ほどのスペースをリフレッシュスペースとして確保するなら、仕事と休憩のメリハリもつけやすくなるはずです。
1-4開放的なスケルトンデザイン3選!
スケルトンオフィスの例
参照:「WORK KIT」
スケルトンタイプのオフィスも最近デザインとして注目されています。スケルトンとは、天井や壁などがむき出しの状態になっているスタイルです。上の写真のように、配管や空調ダクトなどがむき出しになっていて、化粧ボードなどで隠されていません。
一見すると、中途半端な内装のように思えるかもしれませんが、このスタイルが流行っています。コストコなどのショッピングセンターでも導入されていますが、実はこのむき出し感が逆にモダンな雰囲気を与えるとして人気になっています。
このようなスタイルを取り入れると、おしゃれなカフェの雰囲気が演出されたり、天井の高さが高くなる分開放的な空間が生み出されます。
最新のオフィスデザインやレイアウトの特徴としては、上記の写真に見られるようにオシャレ感が漂うだけではなく、機能的であるという点もあげられます。機能性が良いオフィス、つまり効率的に業務をこなすために無駄のない動きができるオフィスは、生産性を高める上で欠かせません。
機能性を追求したオフィスレイアウトは様々にありますが、レイアウトだけでなく機能的なツールを利用して生産性を高めることも大切です。オフィスレイアウトの見直しをする際に、一緒に検討できる3つの工夫ポイントをご紹介します。
2-1壁面を有効活用する!マグネットペイントとチョークボードペイント
マグネットペイントとは、特殊な塗装のことで、これを壁面に施すことで磁力が生まれます。これを導入すると、懸案事項の書類をマグネットピンで張り付けることが可能です。これによってデスク周りに書類が散乱しにくくなり、整理整頓しやすくなります。
チョークボードペイントとは、壁面を黒板のようにチョークでメモ書きできるようにするペイントです。ホワイトボードではなく直接壁に走り書きできるので便利です。業務に使うこともできますが、カフェカウンターと連動してメニューを描く場所にしたり、社員が自由に落書きできる場にすることもできます。そうすると遊び心が生まれますし、おしゃれな雰囲気も出せます。
2-2足腰の負担軽減に良い昇降式デスク
最新のオフィス家具として注目されているのが、昇降式デスクです。このタイプのデスクは高さを自由に調整できるので、座って作業するのにも立って作業するのにも適しています。長時間座って作業すると腰痛やむくみの原因になりますが、時折高さを変えて立ち仕事をすることで、社員の身体的な負担を軽減しやすくなります。
2-3ペーパーレスを進める
オフィスデザインやツールとは違いますが、最新のオフィス事情では、ペーパーレス化も重要視されています。近年ITが普及して、多くの会社でインターネットや電子文書が多用されるようになってきました。大量の書類があると書類棚や保管スペースなどが必要になります。
しかし、狭いオフィスに大量の書類があると、どうしてもゆとりのあるスペースが生まれません。また書類を探すのにも、こうしたアナログ要素があると時間や手間がかかります。
ですから書類のデータ化や社内サーバー・クラウドサーバーの利用を促進して、社内のペーパーレス化を図るのは良いことです。そうすることで多くのスペースが確保でき、オフィスレイアウトの選択肢も広がってきます。
最新のオフィスデザインやレイアウトを15選ほど取り上げました。他にも様々な最新オフィスデザインやレイアウトがありますが、紹介したデザインの特徴やメリットを見ていただくことで、今後のレイアウト案のイメージにはなったでしょうか?
もし今後、従来のオフィスデザインやレイアウトを一新するプランをお持ちなら「WORK KIT」にもご相談ください。当社はオフィスデザインのプランニングに関して、これまで数多くの企業様のレイアウトを手掛けてきました。
「フリーランスデザイナーを中心にオフィスデザインを考える」という斬新なスタイルを採用しておりますので、コストを抑えつつも多彩なアイデアを考案可能です。なお、この記事で紹介しましたオフィスデザイン例の写真は、すべて「WORK KIT」が手掛けたものです。
実績のあるオフィスレイアウト業者をお探しなら、ぜひ「WORK KIT」に一度ご相談ください。