axle=⾃動⾞などの⾞輪を結ぶ⾞軸や⼼棒の意味を持つ「axle 御茶ノ水」。シェアオフィス・コワーキングスペースとしての利用はもちろん、トヨタコネクティッド株式会社がベンチャー企業との交流ができるようにと「GLIP」を開設しました。
Global Leadership Innovation Place(GLIP)は、「リアルな価値創造のためのリアルな出会いと共創によるイノベーション実現の場」をコンセプトにしています。ここでは、事例ページでは掲載しきれなかった他フロアやアート・家具などをご紹介。
6F・5Fフロアと違い、4F部分はグループ会社の相乗を狙ったセットアップオフィスの機能を備えた環境になっています。白く無機質な躯体、内装材やグラフィックとのバランスが上手にまとまったオフィスデザインです。ラインで構成されたグラフィックによるフロアマップは、初めて訪れた方もスムーズな動線計画を表現しています。
ワークスペースは、フレキシブルに使えるように扉や壁ではなく透け感のあるカーテンで仕切り、開放感や一体感が生まれるようにこだわりました。落ち着いたカラーの家具で揃えつつ、床の張替えがポイントとなった空間です。
バルコニーへと出るフリースペースは、カウンターやベンチソファで自然なコミュニケーションを誘発させます。バルコニーからの日差しと柔らかな色合いの家具や植栽を組み合わせ、居心地の良いスペースに仕上げました。
エントランスラウンジのアートやワークスペース、階段などオフィスのさまざまな場所にOVER ALLsがアートを描きました。時間をかけてヒアリングしながら、トヨタコネクティッドの歴史やトヨタグループが受け継ぐDNAを会社のアイデンティティとして表現しています。
トヨタコネクティッドのロゴカラーを用いたカラフルで力強いアートが、会社のビジョンやストーリーを伝えます。
織機からトヨタ自動車が生まれ、トヨタ自動車からトヨタコネクティッドが生まれるまで。過去から未来へと、歴史を繋ぐシーンがオフィス全体に散りばめられています。
また、それぞれのシーンで見える角度を変えて描いているからこそ「視点を変えて見る」という大切なメッセージを秘めています。
一見すると異なる場所に描かれたように見えるアートも、視点を変えてある1点から見つめると、トヨタコネクティッドのロゴのモチーフが浮かび上がります。こうしたギミックはまさにアートの遊び心であり、会社の企業理念を深める役割も担っています。
モビリティカンパニーを意識して、家具のほとんどは動かせるようになっています。タイヤをつけ可動式にすることで、アジャイルな開発にも対応でき、視点を変えるという考えがここにも繋がってきます。
造作家具のファブリックには再生生地を使い、ワークチェアはセカンダリーマーケットから仕入れて貼地を変えています。エコや自然環境を意識した家具ができました。
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