受付や会議室、リフレッシュスペースなどの壁面にアートペイントを加えて会社の個性やメッセージを伝えよう。メンバーや顧客・取引先・採用者など、会社の成長やタイミングに合わせた人に向けて。会社が個性を持って日々成長し変化しているように、同じアートを見ていても、パワーを受け取ったり、癒されたり、創造力を刺激されたり、前に進む力をもらったり、受ける影響はその時の見る人の感情によって異なります。毎日通うオフィスだからこそ、毎日違う発見ができるように。オフィスデザインに「アート」を加えてみませんか。さまざまな事例をもとにご紹介します。
窓に囲まれた見晴らしの良いワークラウンジに設けられたステージ。その壁面にはブラッシュレタリングのアートを取り入れました。社内のメンバーはもちろん、セミナーなどで訪れた人々の目に留まる場所にあるこのアートには3つの企業価値である「Startups First・Be a Talent・The Team」が描かれており、オフィスを飾るだけでなく、企業ブランディングの役割も担っています。
EPSの鉄扉には「NOW OR NEVER」と描いたアートがあります。打ち合わせを通し、会社とクライアントの2社(者)が寄り添い、ひとつになることを表現しました。モノトーンでまとめた奥行きのあるデザインは細かい部分まで描かれ、遠くから見てもインパクトを与えつつ、オフィスの価値をさらに高めてくれます。
ソーシャル・リビング・ダイニングには、「落書き」のための装置によって描かれたアートがあります。カラフルでさまざまなラインが偶発的に繋がり合う様子は、TOMOREが目指す”新しいライフスタイル・コミュニティ”のコンセプトとリンクしています。ラインだけで描かれた躍動感のあるアートが空間に与えるインパクトは大きいでしょう。
企業理念や企業文化などの想いを「感じる」オフィスをアートで表現。アートによって働く目的や役割が明確になることで、人を招きたいオフィスへと変化し、来訪者にその想いを「伝える」ことができるオフィスとなっています。エントランスは本社と同じアートをそれぞれのシーンを角度を変えて表現し、歴史は変わらないが視点を変えることの大切さをアピールしています。トヨタコネクティッドのロゴのモチーフが、正面からは四角でも視点を変えると実は異なるカタチに見えるというのもさり気ないメッセージ性を高めています。
エントランスからフリースペースへと続く約6mの壁に、ウォールアートを取り入れました。白黒だけで描いたアートはインパクトを与えることはもちろん、バズったーの企業メッセージも伝えています。バズったーの文字を大小多くの渦で取り囲み、“バズが広がる”様子を表現。特徴的な壁の形状を活かしながら、迫力のあるウォールアートに仕上がりました。
陸上競技の身体が躍動する姿をアクリル絵の具やクレヨンなどを使って描かれたウォールアート。色数を抑えることによって、メリハリが付きアートがより引き立っています。間近で見ると立体感のある凹凸が作り出す陰影や表情に魅せられます。
進化や成長をテーマに植栽とリンクさせたアートを描いています。植物が成長するのに必要な3要素、太陽光・光合成・雨から構成されるSUNSHOWER(天気雨)を描き、オフィスに外の空気や匂いを表現。色鮮やかなアートが空間をより明るく演出してくれます。
都市緑化と緑を通じたコミュニティづくりを自然のチカラとクリエイティブを掛け合わせ、街づくりに取り組むという会社のコンセプトにマッチした作品。作業着の袖から伸びた手でピースをはめるパズルの絵には東邦レオが緑化で関わったG-SIX、なんばパークス、ミッドタウンなどの建物が描かれています。
細部に至るまで緻密にデザインされた飛行船には、アーティストの遊び心が随所に隠されています。中央のアンテナはNTTのアルファベットをモチーフに、プレゼントの右下にはNTTデータMSEの創立記念の年がさりげなく描かれています。また前にしか進まないという意味を込め、あえて錨鎖を切り離して表現するなど見飽きることのない工夫がたくさん詰まったウォールアートになっています。
エントランス付近のレンガタイルの壁に、企業の顔となるロゴを描いています。ダーク調のタイル壁に白塗装が映え、九尾狐(きゅうびこ)の耳とアルファベットの一部にアクセントとして赤を入れているのがポイントです。
若いチカラの成長や心に残る教育を生み出す場所に、成長する大木や生命をテーマに描いた作品。ミミズがよい土を作り木が成長し、成長した大木の周りに、知の象徴であるフクロウやトンボ、鳥たちが遊び生命の繋がりを表現しています。トンボは前進、鳥は飛躍をそれぞれ意味し、生命溢れるモチーフを丁寧に描くことで人生そのものを表します。
あえて業態とは異なる観葉植物や鮮やかな花をリアリティのあるタッチで描くことによって、初めて訪れる方に驚きを与えます。居抜きオフィスではなるべく費用感を抑え、空間の印象を大きく変えるウォールアートの魅力が効果的に発揮されます。
リフレッシュスペースの一部に、油絵で描いたグラフィカルな抽象アート。油絵の具の特徴を活かし、乾いた絵の具の上に色を重ねることによって表現される色がより一層の深みを表現しています。ビタミンカラーをベースに直線・曲線が織りなすシンボリックアートになりました。
イノベーションルームのコンテナには、電話機を発明した偉人グラハム・ベルを描画。新しいアイディアや発明などを生み出せというメッセージが込められています。コーヒーの湯気が巻き起こした風でスケッチが舞う延長線には、アートとインテリアスタイリングが組み合わさることによって空間に更なる魅力を加えます。セミナールームの壁には、いろいろなモノが手軽にネットワークで繋がり交差する現代社会の流れをアイコンで表現しています。