ワークスペースのレイアウトは、集中やコミュニケーションをキーワードとした働き方や部署間での連携を課題検討してオフィスレイアウトに反映されていきます。現代では働き方が大きく変化し多様な働き方が求められることも多くなり、その中で個々の生産性を上げイノベーションを起こすことが働き方改革へと繋がります。働く人のニーズに合わせフレキシブルな働き方を追求する上で、オフィスデザインは最も必要なツールのひとつと言えるでしょう。最近ではワークスペース内のデザインや機能面での要素を重要視する企業も増えており、さまざまな形でアイディアを取り入れています。WORK KITではスタートアップの企業から100名を超える大企業など、オフィスデザインでお手伝いさせて頂いたワークスペースの事例をいくつかご紹介いたします。
既存のワークスペースに置かれていたデスクやロッカーを一部撤去し、フリーアドレスで利用できるワークスペースへとリニューアルしました。
お互いの目線が気にならないようデザインされたデスクを造作し、壁際には通話やウェブ会議でも使える吸音ブースを設けています。
窓際の小上がりはブレイクタイムにもミーティングにも活用可能です。現代のオフィスに必要な機能を備えたつつ落ち着いた雰囲気の空間となりました。
東京タワーが一望できる素晴らしい眺めを有するビル内に、チェリー材を用いた温かみのあるオフィス。天板の高さに変化をつけたテーブルやゆったりと使える大きなワークデスク、収納家具は、この空間に合わせて設計し製作しました。素材の本来の風合いとオフィスの一体感を重視して、上質で高級感あふれるワークスペースとなっています。
シックなカラーでまとまったインテリアのオフィスは、色と明るさを調整できる照明で用途に合わせて雰囲気を変えられます。フリーアドレスでその日の気分に合わせて座席を選べるラウンジ風のワークスペースは、落ち着いて業務が行えるのはもちろん、社内イベントでも使用でき、メンバーが集まる場となっています。
ぬくもりを感じる色味で統一し、大きな窓から自然光がたっぷりと届くワークスペース。
丸みのあるソファや、木製の家具、ファブリックの質感、グリーンの装飾が合わさって心地よい空間を演出しています。仕切りのないオープンな空間で自然とコミュニケーションも捗ります。
体制強化と事業拡大に伴った移転、社員も増えたことにより移転先のオフィスではオープンで見通しの良い環境を整えました。段差をつけたステージやカフェカウンターなど多くの機能を集約させたHUBスペースでもあるオフィスラウンジ。フリーアドレス席の執務からアクセスしやすいこともあり、人が集まり情報共有や知識の吸収ができる場所となっています。
オープンキッチンがあるこちらのオフィスのワークスペースには、整理整頓を促すフリーアドレスを導入しました。足回りをスッキリさせることによって、全体を広く見せることができます。デスクのすぐ側にはベンチソファを設け、MTGや集中作業など社員同士のコミュニケーションのきっかけにも繋がります。
フロアの中心に伸びる動線には、人が自然にすれ違えるようにラインで区切りを入れています。また、それぞれの柱にはグラフィックデザインでアクセントを施し、2フロアでカラー展開に変化をつけています。動線周りにキャビネットがあることによって、社員同士の偶然の出会いや気軽な会話も生まれるでしょう。
フリーアドレス席を中心に、窓際にカウンターやBOXソファを配置したワークスペース。ガラスで仕切られた個室には、オンラインや集中作業ができるブースがあります。オフィス全体は、窓からたっぷりの日差しが降り注ぐ気持ちの良い空間となっています。
照明、テーブル、柱の角などに丸みを多く取り入れ、全体的に柔らかさを感じられるワークスペース。視覚的な部分はもちろん、ファブリックを通して手に触れたときの温もりや質感も大切にしました。働く機能を備えたワークスペースでありながら、社員の方々がほっと一息できるオフィスにもなっています。
このオフィスではデスク幅の広いものを採用しながら、周りには窓際ソファ席やTELブースなどのスポットも用意。気分転換を促したいとき、1人で集中したいとき、周りに聞かれずにスムーズな打ち合わせをしたいときなど多用なシーンで使うことができるようになっています。落ち着いた色合いのオフィスデザインでまとめた大人っぽい空間です。
ホワイトベースで統一したワークスペースは、異なる素材やデザイン設計で空間に表情をつけたオフィスになっています。使用しているデスクは、傷がつきにくく手入れのしやすいリノリウム天板、整理整頓を促す引き出し、配線周りを考えたモニターアームなど徹底的にこだわった造作になっています。また、モニターやホワイトボードを取り付けた柱付近にスタンドMTGを設置させ、仕事の効率UPを図ります。
こちらのワークスペースは、フリーアドレスを導入したデスクと集中スペースをレイアウト。壁にはスローガン「One Planet. One Health」に基づいたグラフィックを掲げることで、ふとした瞬間に社員がメッセージを意識することができます。木の温かみのあるデスクとカジュアルな見た目でありながら機能性の高いオールスターのチェアで、健康に配慮した環境を整えました。
アジャイル型のワークスペースは、用途や利用シーン、今後の成長にあわせて可変する自由度の高いオフィス環境です。空間を間仕切るスライディングウォールには、トヨタ自動車の歴史の始まりとなる自動織機が描かれており、パネルをスライドしていくごとに“トヨタの歴史”が紡ぎ出される仕掛けとなっています。
爽やかな西海岸テイストのワークスペースは、周りにさまざまなスポットを用意しました。スタンディングスペースや気軽に打ち合わせができるベンチソファ、気分転換にもなる窓際カウンターデスクなど。ワークスペースのすぐそばにあることで、スムーズな移動はもちろん、シーンに合わせて働く場所を選べるので自然と作業効率もUPします。
個人スペースの集中席やボックスソファ、キャンプ気分を味わえるテント、さまざまな働くスポットを配置したオフィス空間。全体のバランスを考えながら、ワークスペースを起点に周りをぐるりと囲むようにレイアウトされています。壁のない空間では、自由に働く場所を選べることはもちろん、スムーズな移動で生産性や効率アップにも繋がります。
横浜港を一望できる空間は、窓からの景色を大切にしたオープンスペースの執務環境となっています。会議室はガラスで仕切り、開放感を与えながら、より広々とした空間を演出します。日中をオフィスで過ごすことになるため、眺望も楽しめるようなデザインを考えることもポイントのひとつですね。
壁面に向いたデスク配置は集中力アップに繋がることはもちろん、限られたスペースを有効活用した奥行き感のある空間になります。全体は落ち着いたグレーで統一しながらも、さまざまな素材のグレーを使うことによって、素材の質感や表情が楽しめる空間です。あえて躯体本来の味を活かした天井が、対照的なアクセントになっています。
フリーアドレス席の場合、周りからの視線や隣の人との距離感が気になるという方も多いのでは? でも、このファブリックパネルがあれば周りからの視線を遮り、ちょっとした「自分だけのスペース」が作れるので安心です。女性の人でも簡単に取り外しができ、移動する際もスムーズです。優しい色合いのファブリックがデザイン性を高め、ワークスペースに自然と馴染みます。
フリーアドレス型のワークスペース。オフィスの中央に個人収納ボックスを配置し、意識的に整理整頓を促す空間になっています。自席とは異なる働くスポットを周辺に用意し、働く人たちのコミュニケーションを誘発させます。またオフィスデザインをする上で、需要が高いのが集中ブース。個室ではなく、ちょっとした”おこもり”スペースは周りとのコミュニケーションを一時的に遮断し、1人仕事に専念できるというメリットがあります。
一人ひとりの人生の豊かさや人間らしさを大切に考えられたヒューマンファーストタイム。ここは、さまざまな働く人のニーズに応えたサテライト型のシェアオフィスになっています。オープンスペースやミーティングブース、個室なども用意してあります。スマートフォンで簡単に予約ができる点も、効率的に働ける嬉しいポイントです。
一人ひとりの自席を確保しながら、窓際にはスタンドMTGやボックスソファなどを配置。オープンスペースでは、会議室のように予約状況による時間制限がないため効率的に仕事が捗ります。一人で作業するための集中ブースには、コクヨの「ing」チェアを導入。前後左右360度に座面が動く革新的なオフィスチェアで、新しいアイデアも生まれることでしょう。窓からの眺望を活かした明るいワークスペースになっています。
今までのオフィスを一新するために、フリーアドレスを導入したワークスペース。内装素材やデスクの天板、整理整頓を促す個人ラックなどのトーンを揃えながら、色数を少なくして意匠性にこだわった空間です。セイルチェアのメッシュ状の背もたれも、オフィスに抜け感を演出するポイントになっています。
エントランスから一直線に延びる動線を基準に、ワークスペースのすぐ隣には突発的な打ち合わせにもスムーズに対応できるブースを配置しています。働く場所を限定しないことで、自由な使い方が可能。セミナーや社内イベントを行うことが多いため気軽に集まれ、多様な用途に応じた使い方ができるオフィスデザインです。
気持ち良く働けるようにグリーンと白を基調に「公園」をイメージ。天井のLED照明も通常の2倍ほど設置しているので、より明るい空間になっています。メイン動線を挟んで社員席と役員席を分離。それぞれ確立した席を設けた方が相談しやすく、コミュニケーションも円滑に図れるようになります。
造作テーブルとオフィスチェアで無駄のないシンプルなオフィスですが、落ち着いたトーンの内装が居心地の良い空間を作り出しています。オフィスデザインの限られた空間の中で社員のモチベーションを上げるためには、マテリアルに重視した環境作りが最も有効的でしょう。
フリーアドレス型のワークスペースは、社員が働きやすい環境を大切にしています。会議室に行かずちょっとした打ち合わせがすぐにできるように、デスク近くに打ち合わせスペースを配置。奥にはテラス席もあり気分を変えストレスフリーに働ける環境になっています。スケルトン天井でより開放的で明るく、造作ダストボックスの水色が効果的なワークスペースです。
照明と棚が一体になった造作デスクは頭上に書類や必要なものを収納し、デスク周りを整理整頓させることによってフリーアドレスの収納問題を解消。インダストリアルな空間に合わせた木と金網でデザイン性の高いワークスペースを作り上げています。金網は即席のコートハンガーやディスプレイとしての役割など柔軟な使い方ができます。
白のシンプルな空間にイエローのアクセントカラーを取り入れたことによって活気が現れるワークスペース。デスクはオーダーのフリーアドレステーブルに全席アーロンチェアと質感の高いワークスペースとなっています。ワークスペースに極力収納を置かないことで、片付ける意識と清潔感を保っています。
オフィスの照明は暖色で柔らかい感じの照明にし、濃いトーンの木色でまとめたデザインは、クラッシックやジャズが流れていてもおかしくない様なモダンなワークスペース。静かで落ち着いた環境で作業がはかどりそうです。
床の配色に動きのあるカーペットを使い、デスクや収納の天板に淡い木色を取り入れたことにより、シンプルでも殺風景にならないワークスペースを作りました。ゾーニングとして窓面に執務環境を配置することは出来なかった分、こうした色使いでカバーすることにより明るい雰囲気を保つことが出来ました。
オフィスの白家具をなるべく使わずにワークスペースを作る。アンティークな家具や所々に植栽やインテリア雑貨がコーディネートされている環境はコーワーキングスペースのような趣きとなりました。白系の多いオフィスと異なる意識も生まれる空間です。
定番のスクエアータイプやサークルタイプ、またカウンタータイプなど、形状の異なる様々なフリーアドレスのデスクを用意することで日々の選択肢が生まれます。様々なプロジェクトワークに必要な機動力のあるオフィス環境となりました。
ワークスペースには活気溢れるコミュニケーションが大切。各自の結果が見えたりできる工夫も見通せる執務環境。賑やかだからこそ会話が潤ってそこからアイデアが生まれて新サービスにつながるなんてこともあるような環境です。
組織としてワークスペースは必要だけれども、個別の制作業務が基本となる職場。向かい合うアイランド型のオフィスレイアウトではなく、個別壁面に向かったデスクを配置。照明や質感・家具にこだわることで落ち着きと機能を作りだしました。それぞれを席をブースにしないところは組織としての動きも重要視することを反映した結果です。
およそ600席からなるワークスペースは端から端まで40m程度を見渡せて一直線に歩けるメイン通路をつくる。ワークスペースをレイアウトする際に、どんなに人数が増えても面積の許す限り見える化できるワークスペースを保つことは、いくらインフラが整っていても大切な要素となっていることはどの会社も共通のようです。
床も壁も家具もすべて自分たちで塗ったり組み立てたり。このタイミングの規模だからこそこうした試みができるできる。みんなでアイデアを重ねてみんなで手を動かしてできたワークスペース。とても愛着の湧く空間になるのではないでしょうか。
ワークスペースの中央にリアルサイズの土俵を設置。この上で一つのチームが日常業務をします。見られる気分や見渡す気分、緊張感や役割が執務空間に広がります。自分たちチームの実績や周りのチームの状況が番付やこんな形で見える化できるオフィス。少しゲーム感覚で業績を生み出せるようなオフィスです。