デスクワークを快適に行うためには、座り心地がよく作業に適したオフィスチェアの存在が欠かせません。長時間、座ったままで作業を続けると、身体への負担も大きくなります。そのため、できるだけ楽な姿勢を維持でき、快適に作業をするためのチェアを用意する必要があるでしょう。一方で、オフィスの雰囲気をよくするデザイン性の高さも重要なポイントです。
数多くのデザインチェアを取り扱っているVitra社が、2023年に発表した「ACX(エーシーエックス)」は、機能性とデザイン性を兼ね備えたワークチェアです。オフィスだけでなく、ホームオフィスにもぴったりのすっきりしたデザインが魅力のチェアを、ご紹介します。
「ACXチェア」は、ミラノを拠点として世界中で活躍する建築家兼デザイナーのアントニオ・チッテリオが、Vitraと作り上げた10番目のオフィスチェアです。持続可能性の高い設計、シンプルな操作性、座り心地の良さを兼ね備えています。
用意されているモデルは、次の3種類です。
ACXソフトのバックレストに使われている「キルトニット」。身体にフィットし、快適性が高められます。
ACXメッシュのバックレストには「ニットメッシュ」が使われており、適切なサポートと通気性が快適なワークスタイルを叶えてくれるでしょう。
ACXソフトとACXメッシュのシートには「グリッドニット」を採用しました。
持続可能性=サステナブルな物作りを意識し、リサイクル素材を用いることを前提としてデザインされたチェアです。モデルにより異なりますが、最大約60%のリサイクル素材が用いられています。
デザイナーのアントニオ・チッテリオは、年月を経て製品の寿命が尽きてしまうときも念頭に置きデザインを手掛けたと話しています。解体・リサイクル・廃棄物を減らすこと、それらの方法を模索し続けながらデザイン・設計を行っています。
働く人、使う人が快適さを感じ、仕事に集中することができるオフィスチェア。同時に、作る過程や製品寿命が尽きたあとのことまで考えて製作されていることは、これからの時代にマッチしていると言えるでしょう。
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