近年オフィスは、企業のアイデンティティや社風を体現する場となっています。ゾーニングやレイアウトにこだわり、働きやすい環境整備をすることも重要です。それに加えて、内装材やインテリアにこだわり、会社のイメージを作り上げることもオフィスデザインに必要な要素と言えるでしょう。
独自のイメージを伝えるアイテムとして、ネオンサインを用いた会社があります。今回は、ネオンサインを使いどのように社風を示した空間なのかを実例を交えてご紹介します。
■株式会社Hellarts
ゲームの企画・製作・運営を行っている企業のオフィスデザインです。増員のために同ビル内の別フロアで増床に伴い、新たなオフィス空間を作りました。
「地獄絵図 ”Hell + Art“」という社名をもとに、企業イメージに合わせた空間設計で、建物自体のユーズド感をそのまま生かしています。タイルを貼った柱の上に漆喰が崩れたようなエイジング塗装を施し、天井のモルタルを残したラフな印象の空間です。
かつて香港にあった「九龍城砦」を彷彿とさせる内装で、中華レトロな印象のポスターを飾るなどして雰囲気づくりを徹底しました。さらに目を引くのが、ネオンサインです。一般的にイメージする「オフィス空間」にはあまり使われないアイテムですが、企業イメージを伝えるために採用しました。
ネオンサインとは、ガラス管の中にガスを充てんして電気を通し発行させる照明器具です。ガスの種類やガラス管の塗装を変えることで、好きな色に発行させられます。繁華街や飲食店で看として使われることの多いものでした。
ネオンサインがスパイスとなり、エンターテイメント企業としての個性と仕掛けが生きた、インパクトのある空間に仕上がりました。
オフィスは、企業のイメージや理念を演出し、社内外の人にわかりやすく伝える場でもあります。従来通りの画一的な内装材・家具・照明だけでなく、社風を自由に表現するアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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