シンプルなスツールは、活発な動きがあるオフィスで便利に使えるアイテムです。背もたれや肘掛けのないスツールは、長時間のデスクワークには不向きかもしれません。しかし、ミーティングやブレインストーミングなど、アクティブな働き方のさまざまな場面で活躍してくれます。また、休憩スペースやエントランスの簡易的なミーティングブースなどでも使い勝手がよく気軽な利用が可能です。
今回ご紹介するのは、イタリアを拠点とする家具ブランドMagisの「SEQUOIA」です。足を載せるステップがついたシンプルなスツールで、すっきりと洗練されたデザインは、オフィス空間に違和感なく馴染むでしょう。
ノルウェー出身のデザインユニット・Anderssen & Espen Vollがデザインしました。「森林」をコンセプトにしており、樹の幹から別れる枝の分岐をイメージしています。シートとフットレストはフラットな形状です。フレームは自転車フレーム構造からヒントを得て、溶接によるジョイントが施されています。
サイズは、座面の高さが異なる2種類あります。
いずれも、座面高はカウンターやハイタイプのデスクに合わせて使うことを前提にした設計です。
ブラック・アイボリーのほか、コーラルレッドやオーカーブラウンなどのカラフルな色味を含む、計6種類展開しています。
デザインしたAnderssen & Espen Vollは、2009年に設立され、テキスタイル・食器・照明・家具・電子機器など多岐に渡るデザインを手掛けています。
Anderssen & Espen Vollは、座面に丸みのあるスツールTibuもデザインしています。曲線を活かしたやわらかいインテリアテイストに合わせたい場合は、こちらもおすすめです。SEQUOIA同様にMAGISから販売されています。WORK KITでは実際のオフィスに、SEQUOIAを導入しています。以下に2つの実例をご紹介します。
■株式会社NTTデータ
広々としたワンフロアを、フリーワークスペースとして設計したオフィス。休憩もできるワークラウンジの近くに、ソファとカウンターが一体になった造作什器を設置し、スタンド作業も可能になっています。立ち座りがしやすいスツールがあれば、疲れた時にはすっと座ることもできます。
→事例の詳細はコチラ
■公益財団法人日本陸上競技連盟
エントランスのカウンターに、スツールを設置しました。来訪者は腰掛けながら、受付や簡易的な打ち合わせを行うことができます。色数を抑えて、素材の質感にこだわった空間に、スモーキーカラー「グレイメタライズド」のSEQUOIAがマッチしています。
→事例の詳細はコチラ
働き方の変化にともない、オフィスの機能も変わっています。アクティブな動きを促すスツールは、エントランス・ミーティングルーム・休憩スペースなどさまざまなエリアで活躍してくれるでしょう。
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