新型コロナウイルスの影響で、外出自粛を制限され、多くのオフィスワーカーがリモートワークや在宅勤務を経験することになりました。在宅でのリモートワークでは、通勤時間の短縮や生産性の向上など、さまざまなメリットがあると思います。
しかし一方で、メンバー同士のコミュニケーション不足や、オンライン会議による細かい意思疎通の取りづらさは、デメリットといえます。
WORK KITでは改めてオフィスという場所の重要性を見つめ直してみました。思いがけず大きな働き方の変化に直面しましたが、働く場所のあり方、新しい働き方を一緒に考えていきましょう。
新型コロナウイルスの影響から私たちの生活は大きく様変わりし、働き方にも大きな変化を与えました。
外出自粛による出退勤の制限、営業時間の短縮、そしてリモートワークや在宅勤務への移行など。半ば強制的なリモートワークによって、オフィスという場の概念が消え、デジタルワークプレイスへと発展しました。
通勤や移動時間の減少、業務効率や生産性の向上、コストカット、プライベート時間の増加など在宅でのリモートワークならではの導入結果が得られました。
これらメリットの一方で課題として上がったのが、仕事のオン・オフ切り替え、コミュニケーション不足、自宅の通信・デスク環境など。オフィスでなければ得られなかったことで、改めてオフィスの役割や重要性に気付いたことでしょう。
では、今後オフィスでの働き方を再開したときに気をつけなければいけないことはなんでしょうか。
重要なのはオフィスでの感染拡大を防止する対策としてソーシャルディスタンスを意識し、社員の健康を守り、安全な職場づくりが求められます。一人ひとりの自覚によって対策することはもちろん、組織全体となって柔軟に対応できる6つの対策をまとめました。
① 消毒 オフィスへの出入り、食事前などの手洗い・消毒の徹底管理
② マスク着用 マスク着用の義務化で飛沫感染を予防する
③ 換気 窓の開放、空気清浄機などによる新鮮な空気を保つ
④ 距離 ソーシャルディスタンスを意識した距離を確保
⑤ 密度 一人あたりのワークスペースを広く設定、打ち合わせは最少人数で
⑥ 導線 対面や接触を避けた一方通行の通路を設ける、十分な導線を確保
物理的な対策とともに、まずは感染拡大防止の運用ルールを整えることで、感染リクスを減らす効果があります。オフィスに求められる機能や生産性を維持しながら、快適なオフィス環境を促進します。
在宅ワークとオフィスへの出社の組み合わせで出社率を抑制し、レイアウトの工夫を図ります。密度を下げることで、一人あたりのワークスペースにゆとりを出し距離を保つことができるようになります。
ここでは、感染拡大防止対策をベースにしながら、ワークスペースのレイアウト変更で新しい働き方を考えてみました。
人との距離を一定に保ち、対面するシーンを避けることで密集や密接を防ぎます。
また、人との距離を離すことやレイアウト変更することが難しい場合、デスクトップパネルなどで物理的に間仕切ることも効果的です。オフィスの感染防止対策がしっかりと可視化されることで、安心感が生まれます。
その他にも、+αとして検討が必要な課題もあります。「予約システム」はホテリングを活用し、座席を事前に予約して利用者を明確にすることが可能になります。
「ペーパーレス」「個人ロッカー」は、共有資料や共有収納などを非接触させるのが狙いです。特にペーパーレスに関しては、働き方改革の一環であり、紙を減らすことでコスト削減や業務効率の向上にも繋がります。
「テクノロジー」は、それぞれの組織に合わせたものを検討し、オフィスワーカーが快適に働けるように整えられるツールを導入することが大切です。
働き方について柔軟に考えながら、今後は当たり前のライフスタイルから新しいライフスタイルへと変化していくことでしょう。
ウィズコロナ・アフターコロナにおいても在宅でのリモートワークを継続・推進する企業が多くあります。企業の新しい働き方に合わせて思案しながらも、“ワーカーが心地よく働くこと”が最も重要だと思います。
リモートワークとオフィスへの出勤を上手に組み合わせながら、健康やモチベーションを維持し、新しい働き方へとステップアップしましょう。WORK KITは、人と場をデザインすることをコンセプトに心掛けながら、これからも一人ひとりの充実な働き方を実現します。