〈Report 06〉都市型空港にあふれる人と文化を結ぶデザイン

東京都大田区羽田空港にある日本最大の空港、通称羽田空港に行ってきました。多くの人が行き交うこの場所には、「快適都市型空港」として空をテーマに日本の感性が現れたデザインがあります。ここでは、国際線旅客ターミナルと ANA 機体工場見学の様子を紹介していきます。

日本の雄大な風景を表現

空港全体を覆う大きな屋根の緩やか曲線は、富士山の尾根を表現しています。秋風の筋雲がイメージされた屋根同士の間から、太陽の温かな光が差し込みます。それが海を感じさせるコバルトブルーの床に反射し、雄大な日本の風景を作り上げています。

自然光を取り入れることで省エネにも力を入れていることがうかがえます。

日本と海外を「より早く便利に・より安心に・より優しく」を掲げる羽田空港ならではのおもてなし空間を体験できます。

本格的な江戸の町並みを歩く

出発ロビーからエスカレーターで上に進むと江戸小路と呼ばれる町並みが広がっています。初めて日本を訪れた人にも日本の文化を体験できるように作られています。瓦屋根やのれん、提灯など全て本格的に再現されています。

町並みを歩きながら、細部までじっくり眺める楽しみがあります。

江戸時代、旅の始発点は日本橋だったことから江戸小路の先には総ヒノキ造りの日本橋があります。ほのかに木の香りも感じることができます。

圧倒的スケール感を間近に感じる

ANAの機体工場見学に向かいました。飛行機が安全に飛べるように、24時間定時整備や改修を行っています。巨大な飛行機を間近で見ることで、圧倒的スケール感に驚かされます。

工場に入った瞬間、整備中の飛行機がありました。工場の天井は推定30mもあります。

実際に間近で飛行機を見ることができます。正面から飛行機を見ることは滅多にないそうです。

飛行機の心臓である、エンジンも見れました。このエンジン1台の価格は20億円。金額の面でもスケールの違いを感じました。

飛行機で使用されているタイヤ。自動車のタイヤとは違い直進の動きのみのため、横の溝が入っていません。

Report Guide

東京国際空港
1931年8月25日に「羽田飛行場」として開港以来、東京首都圏を代表する空港。世界の空港の中で4番目に旅客数が多い。

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