オフィスデザインを考えるとき、デスクやチェアなどの家具選びやレイアウト設計が重要視されています。しかし、効率よく作業ができるかどうかだけがオフィスにとって重要なポイントではありません。長い時間を過ごす場所として、また企業のアイデンティティを体現する場所として空間全体をプランすることが大切です。そこでポイントになるアイテムの1つに「壁」が挙げられます。

 

特殊塗装

今回ご紹介するのは、内壁の塗装です。これまでのオフィスといえば、白い壁が貼られただけの無機質なものが一般的でした。しかし、内壁の仕上げにこだわるだけで、オフィスの雰囲気をぐっと高めることができます。

 

特殊塗装

SWAHILI(スワヒリ)」は、メタリック珪砂(けいしゃ)による塗装の仕上げです。粒の粗い珪砂がリズミカルで動きを感じる空間をつくることができます。

イタリア「novacolor」社の塗料で、アートペイントと塗装・左官技術で、独創的な空間をプロデュースする「株式会社アイズ」が取り扱っています。落ち着いた色味を選択すれば、上品な空間演出をすることができます。

 

特殊塗装

novacolor社の内壁塗装剤には、ほかにも魅力的なものがあります。例えば、粒子の細かいメタリックの陰影が美しい「ANIMAMUNDI(アニマムンディ)」もオフィス空間にマッチします。

 

特殊塗装

イタリア・OIKOS社の「TRAVERTINO ROMANO(トラベルティーノ ロマノ)」のように、目地を入れて大理石のような表情を作る左官仕上げもあります。高級感ある内装仕上げになるでしょう。

 

特殊塗装

独特な味わいを表現するのであれば、イタリアGIOLLI社の「KRONOS XS NOTTE(クロノス XS ノッテ)」のような色ムラがある仕上げもよいでしょう。黒色のプラスターにメタリックの色ムラが出る仕上げになっています。

 

特殊塗装

■泛成生物株式会社

WORK KITでは、冒頭でご紹介した「SWAHILI」を使った実例があります。会社の顔であるエントランス部に使用しました。素材の質感にこだわり、高級感のある空間に仕上がりました。光の当たり方で表情が変わり、壁面にリズムと奥行き感を生み出しています。

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特殊塗装

壁の仕上げひとつで、空間の印象は大きく変わります。オフィス全体に表情を作るだけでなく、一部分にアクセントとして取り入れることもできるでしょう。よりよいオフィスデザインを実現するために、ぜひ内装材にもこだわってみてください。

オフィス家具の場合、既製品ではぴったり収まらないことや無機質な雰囲気がイメージと異なるなどの悩みがあるかもしれません。そのような方におすすめなのが造作家具です。

WORK KITでは、オフィスのデザインや間取りに合わせた造作棚・造作収納なども数多く手がけています。ここでは収納としてではなく、間仕切りや飾り棚として使うこともできる造作棚をご紹介します。

 

■オウレットラボ合同会社

オウレットラボオウレットラボ オウレットラボ

ワークスペースには、広々としたワークデスクや段差をつけたテーブルが設置されています。経年変化が楽しめるチェリー材を使用し、あたたかみを感じる空間です。

ワークデスクの背面には、同素材で作られた壁一面の造作棚を設けました。下部は扉付きの収納となっており、上部は高さを変えられるオープンタイプの可動棚です。好きなものをディスプレイするための棚として、製本にこだわった洋書やお気に入りのホームアクセサリーを飾るのも良いでしょう。

ワークスペースと同様の造作収納・飾り棚は、会議室にも設置しました。オフィス全体にチェリー材を使っており、統一感が生まれています。

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■株式会社NTTデータ モビリティ&レジリエンス事業部

オフィス内を、ラウンジ・ファミレスベンチ・カウンター・ソファベンチ・小上がり・プレイエリアにわけてゾーニングを行いました。「北欧×日本テイスト」のテーマに沿った、ナチュラルで優しい印象のオフィス空間です。

それぞれのゾーンは、オープンタイプや腰高タイプの造作棚で仕切りしました。圧迫感がなく、それぞれのゾーンは分かりやすくまとめています。オープン棚は、飾り棚として使用しインテリアの雰囲気を高める役割も担えるでしょう。

植物や緑のカーペットなどを取り入れ、安らぎを感じられるデザイン。造作棚やカウンターも明るい色調の木目柄で、オフィス全体に柔らかさとリラックスできる雰囲気を整えました。

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■東洋アルミニウム株式会社

東洋アルミ

ワークスペース・ワークラウンジと、来客を迎えるエントランス・ミーティングスペースに異なる印象のインテリアを計画したオフィスです。木を使用した温もりのあるワークラウンジは、カフェのような雰囲気を出したデザインです。壁面に貼られたタイルと呼応するような深いグリーンで塗装された造作棚は、空間にとけこみナチュラルなカフェを彷彿とさせます。

一方、エントランスはアルミニウム製品を使い、多種多様なアルミニウムの製造を行っている「会社の顔」として、ブランディングや意匠性にこだわりを持たせました。エントランス部分には、アルミニウムを使った造作棚を組み込んでいます。

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近年オフィスは、企業のアイデンティティや社風を体現する場となっています。ゾーニングやレイアウトにこだわり、働きやすい環境整備をすることも重要です。それに加えて、内装材やインテリアにこだわり、会社のイメージを作り上げることもオフィスデザインに必要な要素と言えるでしょう。

独自のイメージを伝えるアイテムとして、ネオンサインを用いた会社があります。今回は、ネオンサインを使いどのように社風を示した空間なのかを実例を交えてご紹介します。

■株式会社Hellarts

ネオンサイン

ゲームの企画・製作・運営を行っている企業のオフィスデザインです。増員のために同ビル内の別フロアで増床に伴い、新たなオフィス空間を作りました。

 

ネオンサイン

「地獄絵図 ”Hell + Art“」という社名をもとに、企業イメージに合わせた空間設計で、建物自体のユーズド感をそのまま生かしています。タイルを貼った柱の上に漆喰が崩れたようなエイジング塗装を施し、天井のモルタルを残したラフな印象の空間です。

 

ネオンサイン

かつて香港にあった「九龍城砦」を彷彿とさせる内装で、中華レトロな印象のポスターを飾るなどして雰囲気づくりを徹底しました。さらに目を引くのが、ネオンサインです。一般的にイメージする「オフィス空間」にはあまり使われないアイテムですが、企業イメージを伝えるために採用しました。

 

ネオンサイン

ネオンサインとは、ガラス管の中にガスを充てんして電気を通し発行させる照明器具です。ガスの種類やガラス管の塗装を変えることで、好きな色に発行させられます。繁華街や飲食店で看として使われることの多いものでした。

 

ネオンサイン

ネオンサインがスパイスとなり、エンターテイメント企業としての個性と仕掛けが生きた、インパクトのある空間に仕上がりました。

 

ネオンサイン

オフィスは、企業のイメージや理念を演出し、社内外の人にわかりやすく伝える場でもあります。従来通りの画一的な内装材・家具・照明だけでなく、社風を自由に表現するアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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デスクワークを快適に行うためには、座り心地がよく作業に適したオフィスチェアの存在が欠かせません。長時間、座ったままで作業を続けると、身体への負担も大きくなります。そのため、できるだけ楽な姿勢を維持でき、快適に作業をするためのチェアを用意する必要があるでしょう。一方で、オフィスの雰囲気をよくするデザイン性の高さも重要なポイントです。

オフィスチェア

数多くのデザインチェアを取り扱っているVitra社が、2023年に発表した「ACX(エーシーエックス)」は、機能性とデザイン性を兼ね備えたワークチェアです。オフィスだけでなく、ホームオフィスにもぴったりのすっきりしたデザインが魅力のチェアを、ご紹介します。

 

オフィスチェア

「ACXチェア」は、ミラノを拠点として世界中で活躍する建築家兼デザイナーのアントニオ・チッテリオが、Vitraと作り上げた10番目のオフィスチェアです。持続可能性の高い設計、シンプルな操作性、座り心地の良さを兼ね備えています。

 

オフィスチェア

用意されているモデルは、次の3種類です。

  • ACX メッシュ:再生ポリエステルからつくられたニット素材。透け感のあるメッシュカバーが施され、人間工学に基づいた快適性と優れた通気性を実現している。
  • ACXソフト:再生ポリエステルから作られたニット素材のクッション性のあるカバーが施されている。
  • ACXライト:ブラック色の網目状のカバーが施されて、人間工学に基づいた快適性と優れた通気性を実現している。

 

オフィスチェア

ACXソフトのバックレストに使われている「キルトニット」。身体にフィットし、快適性が高められます。

 

オフィスチェア

ACXメッシュのバックレストには「ニットメッシュ」が使われており、適切なサポートと通気性が快適なワークスタイルを叶えてくれるでしょう。

 

オフィスチェア

ACXソフトとACXメッシュのシートには「グリッドニット」を採用しました。

 

オフィスチェア

持続可能性=サステナブルな物作りを意識し、リサイクル素材を用いることを前提としてデザインされたチェアです。モデルにより異なりますが、最大約60%のリサイクル素材が用いられています。

デザイナーのアントニオ・チッテリオは、年月を経て製品の寿命が尽きてしまうときも念頭に置きデザインを手掛けたと話しています。解体・リサイクル・廃棄物を減らすこと、それらの方法を模索し続けながらデザイン・設計を行っています。

 

オフィスチェア

働く人、使う人が快適さを感じ、仕事に集中することができるオフィスチェア。同時に、作る過程や製品寿命が尽きたあとのことまで考えて製作されていることは、これからの時代にマッチしていると言えるでしょう。

出典:Vitra. Online shop

デスクワークがメインの方にとって、運動不足は大きな課題です。座ったままの姿勢が続くと、身体への負担も大きく健康被害に繋がる可能性も考えられます。

日本でも大きく普及・定着し始めた、テレワーク・リモートワークの影響で、自宅に仕事用のデスクを用意する人が増えました。立ったり座ったりを繰り返しながらのデスクワークは、健康被害を軽減させられるとも言われています。そこで着目されているのが、昇降式デスクです。自宅での仕事に限らず、オフィスでも導入する企業が増えてきています。

 

昇降デスク

世界的なオフィス家具ブランド・Herman Miller社の「Augment Ratio」は、システマチックなかっこよさにやわらかさを感じるデザインがプラスされた昇降デスクです。

 

昇降デスク

カラーバリエーションも豊富で、さまざまなオフィスのインテリアにマッチします。木質柄の天板を組み合わせれば、ナチュラルな雰囲気を演出できるでしょう。

 

昇降デスク

天板形状は長方形とL型(オーグメントレシオ・90度/120度)の2タイプがあります。それぞれ、向かい合わせにレイアウトも可能で、空間の使い方が広がるでしょう。

 

昇降デスク

昇降操作は電気コントローラーで簡単に行うことができます。デスク手前の操作しやすい場所にコントローラーがついているので、机上の物を動かす必要がありません。

 

昇降デスク

高さはいずれも610〜1250mmの間で調整が可能です。1日の内で、立ち姿勢と座り姿勢を変えて作業に取り組めます。

電源を手元に用意できるアクセスフラップや床面からケーブルトレーまでを覆い隠すライザーケーブルなどのオプションパーツも用意されています。

 

昇降デスク

最新の人間工学や人体の動きの変化を研究し尽くし、試作を重ねて作られました。個人用の作業デスクとしてだけではなく、ミーティングスペースで使ってもよいでしょう。立った状態ならアクティブな話し合いができます。

 

 

昇降デスク

働き方の幅が増えたことで、ワーカー一人ひとりのライフスタイルやワークスタイルに合わせた仕事スペースが求められるようになりました。さまざまな人が利用するオフィスだからこそ、フレキシブルに使い方を可変できるデスクが便利に使えるのではないでしょうか。

出典:HermanMiller

エントランスや応接室などに、ソファを用意しているオフィスが多くあります。近年では、働き方の多様化により、ワークスペース内にもフリーな場所を設けてソファでも仕事ができるようになっているケースもあるでしょう。

しかし、オフィスのソファ選びは、リビングのように「リラックス」できればよいわけではありません。デザイン・機能・メンテナンス性を考えるとなかなかぴったりな条件に当てはまる物が見つからないとお困りではないでしょうか。今回は、組み合わせの自由度が高く、オフィスにおすすめのソファをご紹介します。

 

ADD_1

イタリアの家具メーカーの1つla palmaの「ADD」です。la paimaは1978年にイタリア北部で創業しました。NASAで使われる精度の高いトランジスタ・カプセルを作っていた経験を元に、ハイクオリティでデザイン性の高いモダン家具を作っています。

 

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ADDシーティングシステムは、さまざまなモデルを組み合わせられるソファです。

 

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細くスッキリとした脚部とフレームに、座面と背もたれがついたシンプルな構造になっています。脚部とフレームは粉体塗装を施されたアルミニウム製です。座面と背もたれのカバーは難燃性で取り外し可能なファブリック、ソフトレザーまたはエコレザーから選択できます。

 

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それぞれのモデルの向きや角度を変えて、横並び・円形などさまざまなレイアウトにすることができます。

 

ADD

トレイ、マガジンラック、ソケット用ボックスなどのオプションが用意されています。オフィスでパソコン作業やスマートフォンの充電などを行うときにも便利です。

 

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リビングやカフェにいるようなくつろいだ気持ちで作業や商談を行う際にもぴったりです。軽やかさのあるデザインは、人の往来が多いオフィスでも圧迫感がなく広々とした印象の空間になります。

 

ADD

待合スペースには、背もたれなしモデルを組み合わせてもよいかもしれません。どの方向からでもアプローチできて使いやすいレイアウトです。

 

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デザインを手掛けたのは、イタリアのFrancesco Rotaです。ミラノを中心に活動するデザイナーで、家具・照明などのプロダクトデザインにとどまらずオフィスや住宅のインテリアも行っています。

ADDは、彼の代表的な作品の1つであり、2016年のドイツデザイン賞やコンパッソドーロデザイン賞など、数々の賞を受賞しています。

 

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活動的な場でもあるオフィス。くつろぎだけでなくアクティブな動きにも対応するソファをこだわって選んでみてください。快適性や作業効率も上がり、豊かなコミュニケーションを促すきっかけを生み出すアイテムとなるのではないでしょうか。

 

出典:lapalma

 

働き方の多様化に伴い、オフィスでもフリーアドレス席やフリースペースの活用などが活発化しています。自由な働き方による気軽さはありますが、かえってプライバシーが守れず集中しにくいデメリットも生まれます。そんな時に便利に使えるのが、間仕切りパネルです。

 

今回ご紹介するオフィス家具メーカー・OKMAURAの「Lives Slide Panel」は、移動させやすくデザインも優れた可動パネルです。

 

天井に取り付けたレーンにキャスターがついた間仕切りパネルで、楽に移動をさせることができます。キャスター付きで横移動も力を入れることなくできるでしょう。

 

大型の一輪キャスターは小回りが利きます。一般的なスライドパネルより方向転換がしやすく、スムーズな移動が可能です。

 

スライドさせるパネルの中間フレームには、多様なアタッチメントを取り付けることが可能です。ホワイトボード・フェンスボードなど、使用する場所や用途に合わせて選べます。

 

アクティブな意見交換をしたいとき、個人やグループで集中してアイデア出しをしたいときなど、さまざまなシーンで空間を自由に変化させられます。

 

引き戸のように使うこともできるため、ソファブースや個人デスクの目隠しとしてもよいでしょう。取り付けるアタッチメントをフェルトボードにすれば、視線や音をやわらげることができます。ホワイトボードなら、思いついたことを書き留めたり、付箋を貼ったりタスク管理やアイデア整理に役立てられます。

 

フェンスパネルのアタッチメントにグリーンを飾れば、癒しの間仕切りに。ラウンジや休憩スペースに使えばリラックス空間を作り出せます。エントランスやお客様との打ち合わせスペースなどにもおすすめです。

 

ブレインストーミングやミーティング、社内研修などオフィスでは人が集って意見を交わすシーンがよくみられます。ボードオプションを付け替えながら、目的に応じた空間を作ってみてください。

 

フレキシブルな間仕切りは、アクティブなコミュニケーションを促します。オフィスでの活発なやり取りはモチベーションアップにつながるでしょう。フリーなオフィスを有効に使う方法の1つとして、ぜひ取り入れてみてください。

オフィスチェアと言えば、背もたれが身体のS字ラインに添った背もたれの高いタイプをイメージする方も多いのでしょう。もちろん、長時間快適にデスクワークをするのに適したチェアですが、少し面白味に欠けると感じる方もいるのではないでしょうか。

 

イタリアを拠点とするブランド「MAGIS」は、ポップでカラフルな家具を数多く取り揃えています。また、高度な技術で成形されたプラスチック素材を活用しプロダクトが魅力の1つです。

そんなMAGISの「360°STOOL」「360°CHAIR」は、その名の通りぐるりと回転するユニークな形状のチェアです。

 

 

 

チェアは幅630×奥行き630×高さ690-780(座面高さ470-560)mmで高さを調整可能です。また、スツールサイズは幅580×奥行き580×高さ790-990(座面高さ560-760)mmとなっています。

座る方向を決めずにどの方向からも腰かけることができる斬新な発想のスツール・チェアです。

シカゴ美術館・ニーヨーク近代美術館(MoMA)、パリ装飾芸術美術館に永久収蔵されており、デザイン性の高さが世界的に認められています。

 

スタイリッシュな空間にユニークさをプラスできるチェアは、世界的に活躍しているデザイナー、コンスタンチン・グルチッチが手掛けました。「イスはもっと自由なものである」をコンセプトにデザインした商品です。

 

360°CONTAINER」は、軸を中心に引き出しが回るキャスター付きの収納家具です。360°CHAIRなどと同じ、コンスタンチン・グルチッチのデザイン。ぜひ、組み合わせてコーディネートしてみてください。

 

その他に「BELL CHAIR」は、スタッキング可能でオフィスの会議室やイベントスペースでも使いやすいチェアです。無機質で単調な雰囲気になりやすいオフィスだからこそ、ユニークさがあるアイテムを加えて、楽しい空間設計をしてみてはいかがでしょうか。

オフィスで書類の保管に困っていませんか?頻繁に取り出して確認する必要がある物と、ほぼ見ることはないけれど一定期間保管する必要がある物などがあふれてしまうことがあります。段ボール箱に入れて倉庫などに保管しているケースもあるでしょう。

見た目に美しく、強度も高い「段ボール箱」があれば、オフィス内の見える場所に保管していても美観を損ねることがありません。

 

オフィス家具や文房具メーカーのコクヨが、日本で初めて機能性段ボールを開発したアイザックと共同で作ったのが「CARTON2.0」です。

 

水をいれることもできるハイスペックな段ボール箱。水産品や冷蔵品を運ぶために使われている特殊な段ボールを使い作られています。段ボールでありながら、湿度から中のものを守ることもできます。

 

段ボール原紙にPETアルミ蒸着フィルムをラミネートした「クールダン*」を使っています。発泡スチロールの代わりとして生まれた新しい段ボールで、保冷効果・耐水効果・防湿効果を機能させました。*クールダンは㈱アイザックの製品です。

 

箱は1枚の段ボールを折り込み作ります。そのため、すき間がなくなり、水をいれても漏れない構造になっています。*永久防水ではありません。

 

オンライン化が進むとはいえ、まだまだ紙の書類は残っています。また、すべてをデジタル化することができず紙のまま一定期間保管しなければならないケースもあるでしょう。大切な書類を水や湿気から守ってくれるので、長期間の保管でも安心です。

 

オフィスには共有の掃除道具を置いているかもしれません。水にも強い素材なので、すっきりとまとめて道具類を保管可能です。汚れて使えなくなった場合は、可燃ごみとして処分ができます。焼却してもダイオキシンを発生しない、環境にも優しい素材である点もポイントです。

ビニール袋をかけて簡易的なゴミ箱として利用するアイデアもあります。会議やイベントなどで、常にゴミ箱を設置しない場所に臨時で置いてもよいでしょう。軽量な段ボール箱なら手軽に設置できます。

 

シルバーのモダンな見た目は、オフィス空間を上品に彩ります。目に入る場所に保管する場合でもすっきりと片付けることができるでしょう。機能性も高く美観を高めてくれる収納ケースとして、ぜひご活用ください。

複数の人が出入りし、外のホコリや汚れを室内に持ち込むこともあるオフィス。長時間過ごす場所だけに、心地よい空気環境のなかで働きたいものです。そこで、ご紹介したいのがオフィス空間にすっとなじむスタイリッシュな空気清浄機です。

 

カドーは、2012年にスタートした日本の家電メーカーです。日本メーカーとして初めてCARD最高値を獲得した「空気清浄機」がその始まりの製品。世界に誇れる性能の高さだけでなく、シンプルで洗練されたデザインも魅力の一つと言えるでしょう。

 

カドーの「LEAF320i」は、42㎡(26畳)の空間に対応する能力を持っているので、オフィスでもしっかり空気をきれいにしてくれます。

 

極限まで縁を狭くして、空気の放出量を増やすことで、空気の循環効率を強化しました。この縁のまわりに、わかりやすい操作パネルを配置しています。

 

ホコリや有害物質などは、空気中を浮遊したあとに床に落ちます。床に落ちたものを吸い上げるのは難しいため、床に落ちる前に吸い取ることが重要なポイントです。「LEAF320i」搭載の斜流ファンは、360全面から空気を吸引して真上に送風する仕組みになっています。そのため、大量な空気の循環が行われ浄化スピードが上がります。

浄化スピードと同様に、フィルターの性能の高さも大切です。フィルターそのものに「セルフクリーニング機能」がついているうえ、性能の高いフィルターで空気をろ過します。

 

目に見えない空気は実際にどのような状況なのかを判断しにくいでしょう。空気を可視化するように、3色のLEDで視覚的にわかるようになっています。

Wi-Fiを経由して専用アプリ「caso sync」をインストールしたデバイスと連携可能です。外出先からも空気の状況確認、リモート操作ができます。一括してオフィスの空気環境を管理する際などにも便利に使えるのではないでしょうか。

 

107㎡(65畳)の空間にも対応している「LEAF-720」もあり、ワンフロアの広いオフィスでも活躍してくれるでしょう。

 

直径240×高さ315(mm)のコンパクトサイズタイプもご用意。空気清浄機とは思えない見た目ですが、15畳ほどの広さに対応し、花粉やホコリ・タバコのにおい・pm2.5も捕獲・除去してくれるハイパワーの優れものです。

 

空気環境を整えることで、居心地のよいオフィス空間を実現できます。快適なワークスペースは、集中力とモチベーションを上げることができるでしょう。目に見えないからこそ、意識して環境作りを行ってみてください。

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