オフィスをより居心地よい空間にするためには、さまざまな要素を踏まえてデザインする必要があります。たとえば、照明計画です。オフィスの照明といえば、天井に埋め込まれているような、全体を明るくする光をイメージする方も多いのではないでしょうか。しかし、おしゃれで雰囲気よく演出する照明器具があると、オフィスの印象がぐっと高まります。
そこでご紹介したいのが、シンプルながらインパクトのあるデザインで、オフィス空間にもマッチするペンダント照明「KUSHI SUSPENSHION」です。
日本の「串」からインスピレーションを受けてデザインされた「KUSHI」。串にりんごを刺したようなデザインで、とてもユニークです。真鍮コーティングされた「串」部分と2層の吹きガラスで作られた乳白色のシェード部分によって、構成されています。
丸みを帯びたフォルムが愛らしさを感じさせると同時に、真鍮の芯部分の優雅な佇まいが洗練された雰囲気を醸し出してくれます。シンプルながら見る者の目を引くインパクトのあるデザインで、空間に心地よいアクセントを加えてくれるでしょう。
シェードの直径330mmと430mmの2サイズで展開しています。吹きガラス製のため、仕上げや重さにばらつきがありますが、手作りならではの魅力と言えるでしょう。
ペンダントライトのほかに、テーブルランプと充電式で持ち運びができるモバイルテーブルランプのラインナップがあります。
また、シェード3つを突き刺すかたちの「KUSHI FLOOR」も、インテリアにユーモアをプラスしてくれる魅力的な照明です。応接室やエントランスなど、お客様を迎えるスペースに置けば、思わず来訪者の心をひきつけてくれるでしょう。ユーモラスな形は、話題作りのきっかけになるかもしれません。
このユニークなデザインの照明器具は、Alberto Saggia & Valerio Sommellaによって生み出されました。彼らは2009年にデザインスタジオを開設し、イタリアを拠点にしながら照明・家具などさまざまなデザインを手掛けています。
WORK KITでは、この照明器具を使った印象的なオフィスデザインを手掛けました。
■泛成生物株式会社
化粧品・化学品・飼料・食品などの原料を扱う専門商社のエントランスカウンター上部に採用しています。サイズ違いの2つのKUSHI SUSPENSIONを取り付けました。表情豊かな特殊塗装壁に柔らかな光が反射し、美しい陰影を生み出しています。高級感を感じる空間に、真鍮のゴールドカラーが映え、ラグジュアリーな雰囲気になりました。
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照明器具にこだわれば、オフィス空間をより魅力的に演出することができます。来訪者にブランドイメージを伝える効果も期待できるでしょう。作業に適した照明器具だけでなく、空間演出もふまえた照明にもこだわって選んでみてください。
出典:Royal Furniture Collection
近年、フリーアドレスやフリースペースでの仕事を行うケースが増えてきました。さっと立ち寄り立ったままパソコンで仕事をする、気軽なミーティングを行うケースも見かけられます。そのようなタイミングでは、カウンターやハイタイプのデスクで作業をする機会もあるのではないでしょうか。その場合、快適に作業をするために、カウンターチェアやハイタイプのスツールがあると便利です。
今回ご紹介するのは、さまざまな動きにフィットする昇降スツール「Join(ジョイン)」です。オフィス家具を多数取り扱うKOKUYOの商品です。
最大時の座面高さは67.5cm、最小時の座面高さは48.5cmです。一般的なデスクでの作業も可能ですが、高さを変えればさっと立ち座りがしやすいミドルハイポジションを維持できます。スツールを斜めに傾けても安定する脚形状で立ち座りがしやすく、アクティブな動きを導けるでしょう。
KOKUYOの調べによれば、ミドルハイポジションで揺れることでアイデアの発想数が9%アップするとのことでした。Joinは座りながら揺らしても安定しているため、気ままにゆらゆらとさせながらアイデア・イノベーションの創造ができるでしょう。
座面は湾曲形状で、お尻にフィットします。体圧分散性に優れており、快適に長時間座ることができます。腰当て部分は持ち運びをする際のハンドルになり、シーンに合わせて気軽に移動させられます。
本体は樹脂製で、カラーバリエーションは、ホワイトグレー・ミディアムグレージュ・ブラックの3タイプ。座面の布張地は計8色(ブラック・ダークグレージュ・ディープグリーン・オパールグリーン・アッシュターコイズ・バーシアンレッド・ペールテラコッタ・オリーブイエロー)から選択可能で、オフィスのインテリアテイストに合わせて選ぶことができます。
■株式会社NTTデータ Toyosu Office
WORK KITがオフィスデザインを手掛けた企業でも、昇降スツールJoinは活躍しています。こちらの会社のオープンスペースに設けられたミーティングブースに、Joinを設置しました。グループワークやチームミーティングを行うときにも、アクティブな活動を促してくれます。水色・ブルーを基調にした明るい空間を引き締めるブラックと柔らかくなじむミディアムグレーの2色を取り入れています。
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働き方の変化に合わせて、オフィスデザインも自由度の高いフレキシブルな空間になってきました。フリースペースだけでなく、個人ブースやカフェスペースなどのさまざまなエリア・シーンで活躍する昇降型のスツールは、便利なアイテムとして活躍してくれるでしょう。
出典:KOKUYO
オフィスの照明計画は、作業に必要な照度を確保することがもっとも重要です。しかし、長時間過ごすオフィスにおいて、居心地のよい空間にするためには、雰囲気を高めてくれる照明器具があることも大切な要素になります。
そこでご紹介するのが、デザイン性に優れた照明器具「HERE COMES THE SUN」です。幻想的な光を放つ、魅力あふれるペンダントランプがオフィスに彩りを添えてくれるでしょう。
斬新でモダンなデザインは、現代的な空間にもぴったりマッチします。しかし、この照明が発表されたのは、今から50年以上前の1970年でした。フランスの著名な建築家 ベルトラン・バラスによりデザインされ、半世紀以上たった今なお愛され続けている名品です。
下向きの光とシェード中央からの間接光が同時に放たれ、幻想的な空間に演出してくれるでしょう。「HERE COMES SUN」の名前は、1969年に発表されたビートルズのアルバム「アビイ・ロード」収録曲から名づけられたそうです。春の柔らかな日ざしを感じて書いたとされる曲と同じように、照明の光からも春の優しさを感じられます。
サイズは、シェードの直径35cm・25cm・10cmの3タイプがあります。大きさの異なる物を並べたり、コードの長さを変えたり、リズミカルな演出を楽しんでみてもよいでしょう。
カラーは全部で4タイプ。外側ブラックまたはホワイト、内側ホワイトまたはコッパ―の組み合わせから選択可能です。
デザインしたフランスの建築家 ベルトラン・バラスは、1935年に生まれました。パリで活動をはじめ、のちにトゥールーズに拠点を移し活動しました。
■日本成長投資アライアンス株式会社
WORK KITが内装デザインを手掛けたこちらの会社では、エントランスに3台の「HERE COMES THE SUN」を設置しました。本物の木や塗装壁などの素材感にこだわったオフィスは、エントランスもアースカラーで穏やかな雰囲気に仕上げています。シンプルナチュラルな内装に、柔らかなインパクトを与える照明器具が来訪者を優しく迎えてくれるでしょう。
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オフィスデザインを考えるときには、作業効率のアップできるかどうかだけでなく、居心地よく過ごすことも重要です。2方向へ光が優しく伸び広がる照明器具「HERE COMES THE SUN」で、オフィスを印象的に彩ってみてはいかがでしょうか。照明にこだわることで、エントランスや休憩スペースなどに安らぎを感じる空間演出を実現できます。
オフィスデザインを考えるとき、デスクやチェアなどの家具選びやレイアウト設計が重要視されています。しかし、効率よく作業ができるかどうかだけがオフィスにとって重要なポイントではありません。長い時間を過ごす場所として、また企業のアイデンティティを体現する場所として空間全体をプランすることが大切です。そこでポイントになるアイテムの1つに「壁」が挙げられます。
今回ご紹介するのは、内壁の塗装です。これまでのオフィスといえば、白い壁が貼られただけの無機質なものが一般的でした。しかし、内壁の仕上げにこだわるだけで、オフィスの雰囲気をぐっと高めることができます。
「SWAHILI(スワヒリ)」は、メタリック珪砂(けいしゃ)による塗装の仕上げです。粒の粗い珪砂がリズミカルで動きを感じる空間をつくることができます。
イタリア「novacolor」社の塗料で、アートペイントと塗装・左官技術で、独創的な空間をプロデュースする「株式会社アイズ」が取り扱っています。落ち着いた色味を選択すれば、上品な空間演出をすることができます。
novacolor社の内壁塗装剤には、ほかにも魅力的なものがあります。例えば、粒子の細かいメタリックの陰影が美しい「ANIMAMUNDI(アニマムンディ)」もオフィス空間にマッチします。
イタリア・OIKOS社の「TRAVERTINO ROMANO(トラベルティーノ ロマノ)」のように、目地を入れて大理石のような表情を作る左官仕上げもあります。高級感ある内装仕上げになるでしょう。
独特な味わいを表現するのであれば、イタリアGIOLLI社の「KRONOS XS NOTTE(クロノス XS ノッテ)」のような色ムラがある仕上げもよいでしょう。黒色のプラスターにメタリックの色ムラが出る仕上げになっています。
■泛成生物株式会社
WORK KITでは、冒頭でご紹介した「SWAHILI」を使った実例があります。会社の顔であるエントランス部に使用しました。素材の質感にこだわり、高級感のある空間に仕上がりました。光の当たり方で表情が変わり、壁面にリズムと奥行き感を生み出しています。
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壁の仕上げひとつで、空間の印象は大きく変わります。オフィス全体に表情を作るだけでなく、一部分にアクセントとして取り入れることもできるでしょう。よりよいオフィスデザインを実現するために、ぜひ内装材にもこだわってみてください。
オフィス家具の場合、既製品ではぴったり収まらないことや無機質な雰囲気がイメージと異なるなどの悩みがあるかもしれません。そのような方におすすめなのが造作家具です。
WORK KITでは、オフィスのデザインや間取りに合わせた造作棚・造作収納なども数多く手がけています。ここでは収納としてではなく、間仕切りや飾り棚として使うこともできる造作棚をご紹介します。
■オウレットラボ合同会社
ワークスペースには、広々としたワークデスクや段差をつけたテーブルが設置されています。経年変化が楽しめるチェリー材を使用し、あたたかみを感じる空間です。
ワークデスクの背面には、同素材で作られた壁一面の造作棚を設けました。下部は扉付きの収納となっており、上部は高さを変えられるオープンタイプの可動棚です。好きなものをディスプレイするための棚として、製本にこだわった洋書やお気に入りのホームアクセサリーを飾るのも良いでしょう。
ワークスペースと同様の造作収納・飾り棚は、会議室にも設置しました。オフィス全体にチェリー材を使っており、統一感が生まれています。
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■株式会社NTTデータ モビリティ&レジリエンス事業部
オフィス内を、ラウンジ・ファミレスベンチ・カウンター・ソファベンチ・小上がり・プレイエリアにわけてゾーニングを行いました。「北欧×日本テイスト」のテーマに沿った、ナチュラルで優しい印象のオフィス空間です。
それぞれのゾーンは、オープンタイプや腰高タイプの造作棚で仕切りしました。圧迫感がなく、それぞれのゾーンは分かりやすくまとめています。オープン棚は、飾り棚として使用しインテリアの雰囲気を高める役割も担えるでしょう。
植物や緑のカーペットなどを取り入れ、安らぎを感じられるデザイン。造作棚やカウンターも明るい色調の木目柄で、オフィス全体に柔らかさとリラックスできる雰囲気を整えました。
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■東洋アルミニウム株式会社
ワークスペース・ワークラウンジと、来客を迎えるエントランス・ミーティングスペースに異なる印象のインテリアを計画したオフィスです。木を使用した温もりのあるワークラウンジは、カフェのような雰囲気を出したデザインです。壁面に貼られたタイルと呼応するような深いグリーンで塗装された造作棚は、空間にとけこみナチュラルなカフェを彷彿とさせます。
一方、エントランスはアルミニウム製品を使い、多種多様なアルミニウムの製造を行っている「会社の顔」として、ブランディングや意匠性にこだわりを持たせました。エントランス部分には、アルミニウムを使った造作棚を組み込んでいます。
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近年オフィスは、企業のアイデンティティや社風を体現する場となっています。ゾーニングやレイアウトにこだわり、働きやすい環境整備をすることも重要です。それに加えて、内装材やインテリアにこだわり、会社のイメージを作り上げることもオフィスデザインに必要な要素と言えるでしょう。
独自のイメージを伝えるアイテムとして、ネオンサインを用いた会社があります。今回は、ネオンサインを使いどのように社風を示した空間なのかを実例を交えてご紹介します。
■株式会社Hellarts
ゲームの企画・製作・運営を行っている企業のオフィスデザインです。増員のために同ビル内の別フロアで増床に伴い、新たなオフィス空間を作りました。
「地獄絵図 ”Hell + Art“」という社名をもとに、企業イメージに合わせた空間設計で、建物自体のユーズド感をそのまま生かしています。タイルを貼った柱の上に漆喰が崩れたようなエイジング塗装を施し、天井のモルタルを残したラフな印象の空間です。
かつて香港にあった「九龍城砦」を彷彿とさせる内装で、中華レトロな印象のポスターを飾るなどして雰囲気づくりを徹底しました。さらに目を引くのが、ネオンサインです。一般的にイメージする「オフィス空間」にはあまり使われないアイテムですが、企業イメージを伝えるために採用しました。
ネオンサインとは、ガラス管の中にガスを充てんして電気を通し発行させる照明器具です。ガスの種類やガラス管の塗装を変えることで、好きな色に発行させられます。繁華街や飲食店で看として使われることの多いものでした。
ネオンサインがスパイスとなり、エンターテイメント企業としての個性と仕掛けが生きた、インパクトのある空間に仕上がりました。
オフィスは、企業のイメージや理念を演出し、社内外の人にわかりやすく伝える場でもあります。従来通りの画一的な内装材・家具・照明だけでなく、社風を自由に表現するアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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デスクワークを快適に行うためには、座り心地がよく作業に適したオフィスチェアの存在が欠かせません。長時間、座ったままで作業を続けると、身体への負担も大きくなります。そのため、できるだけ楽な姿勢を維持でき、快適に作業をするためのチェアを用意する必要があるでしょう。一方で、オフィスの雰囲気をよくするデザイン性の高さも重要なポイントです。
数多くのデザインチェアを取り扱っているVitra社が、2023年に発表した「ACX(エーシーエックス)」は、機能性とデザイン性を兼ね備えたワークチェアです。オフィスだけでなく、ホームオフィスにもぴったりのすっきりしたデザインが魅力のチェアを、ご紹介します。
「ACXチェア」は、ミラノを拠点として世界中で活躍する建築家兼デザイナーのアントニオ・チッテリオが、Vitraと作り上げた10番目のオフィスチェアです。持続可能性の高い設計、シンプルな操作性、座り心地の良さを兼ね備えています。
用意されているモデルは、次の3種類です。
ACXソフトのバックレストに使われている「キルトニット」。身体にフィットし、快適性が高められます。
ACXメッシュのバックレストには「ニットメッシュ」が使われており、適切なサポートと通気性が快適なワークスタイルを叶えてくれるでしょう。
ACXソフトとACXメッシュのシートには「グリッドニット」を採用しました。
持続可能性=サステナブルな物作りを意識し、リサイクル素材を用いることを前提としてデザインされたチェアです。モデルにより異なりますが、最大約60%のリサイクル素材が用いられています。
デザイナーのアントニオ・チッテリオは、年月を経て製品の寿命が尽きてしまうときも念頭に置きデザインを手掛けたと話しています。解体・リサイクル・廃棄物を減らすこと、それらの方法を模索し続けながらデザイン・設計を行っています。
働く人、使う人が快適さを感じ、仕事に集中することができるオフィスチェア。同時に、作る過程や製品寿命が尽きたあとのことまで考えて製作されていることは、これからの時代にマッチしていると言えるでしょう。
デスクワークがメインの方にとって、運動不足は大きな課題です。座ったままの姿勢が続くと、身体への負担も大きく健康被害に繋がる可能性も考えられます。
日本でも大きく普及・定着し始めた、テレワーク・リモートワークの影響で、自宅に仕事用のデスクを用意する人が増えました。立ったり座ったりを繰り返しながらのデスクワークは、健康被害を軽減させられるとも言われています。そこで着目されているのが、昇降式デスクです。自宅での仕事に限らず、オフィスでも導入する企業が増えてきています。
世界的なオフィス家具ブランド・Herman Miller社の「Augment Ratio」は、システマチックなかっこよさにやわらかさを感じるデザインがプラスされた昇降デスクです。
カラーバリエーションも豊富で、さまざまなオフィスのインテリアにマッチします。木質柄の天板を組み合わせれば、ナチュラルな雰囲気を演出できるでしょう。
天板形状は長方形とL型(オーグメントレシオ・90度/120度)の2タイプがあります。それぞれ、向かい合わせにレイアウトも可能で、空間の使い方が広がるでしょう。
昇降操作は電気コントローラーで簡単に行うことができます。デスク手前の操作しやすい場所にコントローラーがついているので、机上の物を動かす必要がありません。
高さはいずれも610〜1250mmの間で調整が可能です。1日の内で、立ち姿勢と座り姿勢を変えて作業に取り組めます。
電源を手元に用意できるアクセスフラップや床面からケーブルトレーまでを覆い隠すライザーケーブルなどのオプションパーツも用意されています。
最新の人間工学や人体の動きの変化を研究し尽くし、試作を重ねて作られました。個人用の作業デスクとしてだけではなく、ミーティングスペースで使ってもよいでしょう。立った状態ならアクティブな話し合いができます。
働き方の幅が増えたことで、ワーカー一人ひとりのライフスタイルやワークスタイルに合わせた仕事スペースが求められるようになりました。さまざまな人が利用するオフィスだからこそ、フレキシブルに使い方を可変できるデスクが便利に使えるのではないでしょうか。
出典:HermanMiller
エントランスや応接室などに、ソファを用意しているオフィスが多くあります。近年では、働き方の多様化により、ワークスペース内にもフリーな場所を設けてソファでも仕事ができるようになっているケースもあるでしょう。
しかし、オフィスのソファ選びは、リビングのように「リラックス」できればよいわけではありません。デザイン・機能・メンテナンス性を考えるとなかなかぴったりな条件に当てはまる物が見つからないとお困りではないでしょうか。今回は、組み合わせの自由度が高く、オフィスにおすすめのソファをご紹介します。
イタリアの家具メーカーの1つla palmaの「ADD」です。la paimaは1978年にイタリア北部で創業しました。NASAで使われる精度の高いトランジスタ・カプセルを作っていた経験を元に、ハイクオリティでデザイン性の高いモダン家具を作っています。
ADDシーティングシステムは、さまざまなモデルを組み合わせられるソファです。
細くスッキリとした脚部とフレームに、座面と背もたれがついたシンプルな構造になっています。脚部とフレームは粉体塗装を施されたアルミニウム製です。座面と背もたれのカバーは難燃性で取り外し可能なファブリック、ソフトレザーまたはエコレザーから選択できます。
それぞれのモデルの向きや角度を変えて、横並び・円形などさまざまなレイアウトにすることができます。
トレイ、マガジンラック、ソケット用ボックスなどのオプションが用意されています。オフィスでパソコン作業やスマートフォンの充電などを行うときにも便利です。
リビングやカフェにいるようなくつろいだ気持ちで作業や商談を行う際にもぴったりです。軽やかさのあるデザインは、人の往来が多いオフィスでも圧迫感がなく広々とした印象の空間になります。
待合スペースには、背もたれなしモデルを組み合わせてもよいかもしれません。どの方向からでもアプローチできて使いやすいレイアウトです。
デザインを手掛けたのは、イタリアのFrancesco Rotaです。ミラノを中心に活動するデザイナーで、家具・照明などのプロダクトデザインにとどまらずオフィスや住宅のインテリアも行っています。
ADDは、彼の代表的な作品の1つであり、2016年のドイツデザイン賞やコンパッソドーロデザイン賞など、数々の賞を受賞しています。
活動的な場でもあるオフィス。くつろぎだけでなくアクティブな動きにも対応するソファをこだわって選んでみてください。快適性や作業効率も上がり、豊かなコミュニケーションを促すきっかけを生み出すアイテムとなるのではないでしょうか。
出典:lapalma