毎日働くオフィスの空間が快適だと、仕事の能率が上がりやすくなります。従来のオフィスと言えば、机や椅子、通路が碁盤の目のように配列されていたり、他の社員たちのスペースと密集していたりするのが一般的でした。しかし最近は、デザイン性を意識した機能的なレイアウトのオフィスが好まれるようになっています。
この記事ではオフィスのレイアウトを変更するメリットや、その手順、おおまかな費用を紹介します。空間づくりから職場を変えたい方はぜひ参考にしてください。
目次
1、オフィスレイアウト変更の2つのメリット!
1-1メリット1:業務の効率化
1-2メリット2:コミュニケーションの活性化
2、オフィスレイアウト変更の手順
2-1問題点や改善ポイント洗い出す
2-2課題のソリューションとなるレイアウトや什器を思案する
2-3業者の選定と見積もり
2-4スケジュール調整
2-5作業と確認
3、オフィスレイアウト変更の費用相場チェック!
4、オフィスレイアウト変更なら自由な発想の「WORK KIT」へおまかせ!
4-1オフィスレイアウト変更の豊富な実績
4-2独立系デザイナーの多彩なデザイン力
4-3お見積りから納品完了まで一括サポート
まとめ
オフィス文具大手のASKULが行ったアンケートによると(参照:「みんなの仕事場」)「現在のオフィスに満足しているか?」という質問に対して「やや不満」「とても不満」と回答したのはそれぞれ32.3%もいました。つまり、現時点でオフィスに何かしらの不満を感じている人は全体の65%近くもいるということです。
また「オフィス環境が仕事に影響を与えるか?」という問いに対して「とても影響する」「やや影響する」と回答したのは全体の約98%もいました。そして「こんなオフィスは嫌だ!」と感じる項目としては、以下のような回答結果になっています。
1位:「人間関係の不満」
2位:「エアコンの不満」
3位:「レイアウトの不満」
4位:「デスクの不満」
全体的に、オフィスやオフィス設備に対する不満が多い結果になりました。この結果を見ると、多くの社員がオフィスのレイアウトやデザインの変更を期待していることが分かります。では、具体的にオフィスデザインの変更には、どんなメリットがあるのでしょうか?少なくとも2つのメリットがあります。一つ一つ見ていきましょう。
■1-1メリット1:業務の効率化
一番大きなメリットは業務の効率化です。オフィスのレイアウトがそれぞれの職種に応じたものであれば、業務への取り組み方は変わってきます。もちろん、業務の良し悪しを左右するのは個人の力量ですが、オフィス環境もある程度影響します。
オフィスデザインには以下のようなタイプがあります。
・背面型
向かいに他の社員はおらず壁やパーティションがあるタイプです。中央に向かって背中を向ける配置になります。
・島型
作業ごとにデスクを4つとか6つに分けて、他の部署とのスペースを空けるスタイルです。
・フリーアドレス型
座席の指定はなく、開いている席を自由に使うタイプです。
・ブース型
デスクや椅子がパーティションなどで各席ごとに区切られているタイプです。
・並列型
デスクが横一列など、同じ方向に向いているタイプです。
それぞれのレイアウトにはメリット・デメリットがあり、向いている職種も違います。例えばクリエイティブな仕事など、個人の裁量で黙々と働くことが多い職種なら、他とは隔離されたブース型が向いています。共同作業や意見交換などが多い職種であれば、島型が向いています。
各オフィスデザインを職種に合わせたものにするなら、作業効率がアップしやすくなります。
■1-2メリット2:コミュニケーションの活性化
日本のオフィスには島型が多いのですが、島型だと同グループとのコミュニケーションは多くなるものの、他の島のグループとは縁が出来にくいというデメリットがあります。先ほどのアンケート結果も示しているように、人間関係というのは仕事へのモチベーションを上げることもあれば下げることもあります。
たとえ業務に直接関係のないコミュニケーションだとしても、同じフロアにいる社員全体の中で良い意思疎通があると、職場の雰囲気は良くなります。職場をもっと和気あいあいとしたものにすることを重視したい会社も多いはずです。そのような場合も、レイアウト変更は有効な手段となります。
例えば、オフィス全体、ないしは一部をフリーアドレス型のレイアウトにすると、毎回隣りや向かいに座る社員が変わるため、様々な交流が増すことを期待できます。
打ち合わせ専門のスペースを設けるなら、集中的かつスピーディーにアイデアの共有ができます。パーティションをあえて撤去するなどの工夫を取り入れるなら、自然と他者に視線が向くので、これもコミュニケーションを促すきっかけになるでしょう。このように、レイアウトの変更はコミュニケーションの活性化に寄与することがあります。
オフィスのレイアウト変更を行うことに決めた場合、デザイン案から施工、確認に至るまでのおおまかな流れを把握しておくことは大切です。レイアウト変更をすると、少なからず業務に影響があるからです。
そこで、一般的なレイアウトの変更の手順を解説したいと思います。
■2-1問題点や改善ポイント洗い出す
まず初めに、現在のオフィスにはどんな改善余地があるか、業務の支障になっているもの、あるいは効率アップの障害になっているものはないか、といった問題点を洗い出します。また、問題点だけでなく、社員のモチベーションをアップするために、どんな新しいレイアウトや空間デザインを導入できるかも把握しましょう。社員アンケートなどを取ると現場のリアルな声が聞けるのでおすすめです。
■2-2課題のソリューションとなるレイアウトや什器を思案する
問題点と課題が分かったら、それを解決するのにどんなレイアウトや什器が有効かを考えます。
先述のようなおおまかなレイアウトデザインだけでなく、職場をもっと機能的にするオフィス用品や、おしゃれな雰囲気を出してやる気を起こさせる調度品など、業務効率化やモチベーションアップに役立つものをリストアップします。
■2-3業者の選定と見積もり
会社にぴったりなレイアウト案を出してもらうために、利用業者の選定を行います。リストアップしたポイントやコンセプトを明示して、具体的な案や見積もりを提出してもらいます。
■2-4スケジュール調整
レイアウトやデザインが決定したら、業務に支障がない仕方でスケジュール調整を行います。レイアウト内容によっては日数がかかることもあるので、社内告知やフロアの一時移転など、具体的な社内計画を立てます。
■2-5作業と確認
工事が完了したら、確認を行います。リストアップしたポイントが踏襲されているか?社員の満足度は高まったか?など最終確認を行います。不備があれば速やかに業者に連絡を入れて改善してもらいます。
レイアウト変更にかかる費用は、請負業者の見積もりや規模、購入する什器の数や種類によって大きく異なります。インテリア工事もする場合は、だいたい坪単価で10万円~30万円を目安にしておくと良いでしょう。デザインも依頼する場合は、数万円~10万円オーバーの費用が別途かかります。
見積もりは業者によって様々なので、複数の業者に相見積もりをとるのもおすすめです。ただし、コストのことばかりを考えて、会社の問題点や課題のソリューションとはならないレイアウトを取り入れないように注意してください。職種の特徴や社員の声を取り入れて考えたレイアウトのコンセプトは大事にしましょう。
オフィス環境を理想的なものにしたいなら、良い業者との出会いが大きなポイントになります。
「WORK KIT」は東京都渋谷区に本社を構えるデザインスタジオで、オフィスデザイン会社として多くの実績を持っています。
レイアウト変更ができる業者は数多くありますが、「WORK KIT」はデザインの自由度も高く、規模や施工ゾーン・目的・オフィステイストなど、様々なシーンに応じたレイアウトプランを考案いたします。
「WORK KIT」には他にも、以下のような特徴があります。
■4-1オフィスレイアウト変更の豊富な実績
「WORK KIT」はこれまでに、以下のような大手企業や有名組織をいくつもクライアントとして抱えてきた実績があります。
・「キリンエンジニアリング」
・「バンダイナムコセブンズ」
・「NTTぷらら」
・「公益財団法人日本陸上競技連盟」
etc
「WORK KIT」の導入事例の詳しくはこちら
「WORK KIT」導入事例
小規模オフィスから大規模オフィスに至るまで様々なオフィスの規模に対応している他「グループシナジーを高める」「採用力を高める」など異なる目的にも対応したレイアウトを考案いたします。
■4-2独立系デザイナーの多彩なデザイン力
「WORK KIT」には他社と大きく異なる点があります。それはフリーランスを中心とした、独立系デザイナーのアイデアを活発に取り入れているところです。これによって、型にはまらない多彩なデザイン案が集まります。
社内のデザイナーを使うと、どうしてもデザインのアイデアが狭まったり、社内の都合でクライアントのニーズに応えにくくなる部分がありますが、多彩に活動するフリーランスのデザイナーであれば、柔軟な発想を活かしやすくなります。
■4-3お見積りから納品完了まで一括サポート
新進気鋭のデザイン案に加えて、実務経験が一定上のレベルにある担当プランナーが、十分なヒアリングを通して理想の変更プランを提示いたします。
さらに、什器の購入や各種工事の入札を行って、レイアウトを変更したい会社とメーカーや工事業者が中間マージンなしに直接契約できるようなサポートも行っています。
見積もりから施工、納品まで一括サポートを手掛けているので、複数の業者とあわただしく打ち合わせをする必要がありません。
コストと品質の良さ、両方を重視したレイアウトプランニングをご希望の方は、一度「WORK KIT」へお問い合わせ下さい。
オフィスのレイアウトを変更することは、業務の効率化や職場内のコミュニケーションの活性化など、理想的な職場づくりを構築するのに有効な手段となります。まずは、紹介した手順やおおまかな相場などを意識しつつ、現在のオフィス環境の課題や、ソリューショ
ンを把握することから始めてみてください。
信頼と実績に定評がある業者に依頼すれば、現行のオフィスをさらに魅力ある場所に変身させることができるはずです。