オフィスのデザインやレイアウトは様々あります。職種や重視したいポイントなどによって理想的なデザイン・レイアウトは異なります。この記事では、おすすめしたいオフィスデザインの5つのタイプをご紹介します。またレイアウトを考える上で意識したいポイントも解説いたします。
目次
1、おすすめのオフィスデザイン5選!
1-1カジュアルなオフィスデザイン
1-2クールなオフィスデザイン
1-3シンプルなオフィスデザイン
1-4素材感を活かしたオフィスデザイン
1-5緑を活かしたオフィスデザイン
2、おすすめのオフィスレイアウト案を紹介
2-1基本のデスクレイアウトをマスターしよう
2-2フリーアドレスならコスト削減にもなる
2-3カフェゾーンでオンとオフの切り替えをサポートしよう
2-4隣接するスペースを考えると生産性が上がる!
3、まとめ
近年、オフィスのデザインはどんどんバリエーションを増やしていて、斬新なスタイルのものも登場してきています。オフィスでの労働をより生産的にし、かつ社員のモチベーションを高めるために、従来のオフィスにはなかった要素が取り入れられるようになっています。おすすめしたいオフィスデザインの例を5つ取り上げましょう。
■1-1カジュアルなオフィスデザイン
まずはカジュアルスタイルのデザインです。サラリーマンがいるというより、カフェや展覧会にいるかのような雰囲気のオフィスが注目されています。
カジュアルスタイルの特徴は、良い意味でラフな雰囲気を持っていることです。緊張する空間ではなく日常生活の延長線上のような空間にいると、アイデアやひらめきが生まれやすくなります。私服で仕事できる職場によく合うデザインです。
■1-2クールなオフィスデザイン
洗練されたクールなデザインも人気が高いです。
このタイプは規則的なデザインを特徴としていて、高級感があふれています。全体的に直線的なレイアウトが目立つとともに、カラーに統一感があってガラスも多用されるため開放感が感じられます。オフィスを訪れるクライアントが、自然と信頼感を感じられるというメリットがあります。
■1-3シンプルなオフィスデザイン
以下の画像にあるようなシンプルなデザインもおすすめです。
シンプルなオフィスのメリットは清潔感があることです。多くの色を使ってごちゃごちゃした感じにならないため、仕事にも集中しやすくなります。また好き嫌いが生まれることなく多くの社員にとって受け入れやすいのもメリットです。クライアントが頻繁に出入りする企業におすすめです。
■1-4素材感を活かしたオフィスデザイン
壁紙・天井・フロアマットなどを、ありきたりなデザインではなく、全体の雰囲気を変えるポイントとして取り入れたデザインも魅力的です。
上の画像に見られるように、素材感を前面に出したオフィスは豪華な雰囲気を醸し出します。高級住宅を思わせるような敷石の壁や、老舗の料亭を思わせる木材パーティションなど、どれも存在感を持つ素材です。エコな素材も多くあるため、意外にローコストで仕上げられる場合もあります。
■1-5緑を活かしたオフィスデザイン
最後に紹介するのは、緑をふんだんに取り入れたオフィスです。
観葉植物をワンポイントで配置するオフィスはたくさんあると思いますが、緑をオフィス全体に使ったり、一つのコンセプトのように巡らせたりするオフィスも少なくありません。緑が多いと気持ちがリフレッシュでき、かつ落ち着いた気持ちになりやすいです。社員が仕事場でより快適に過ごせるようになり、自然とコミュニケーションも増えるでしょう。
オフィス全体のデザインが決まったら、各スペースの位置取りやワークスペースの配置など、詳細な部分も考えていきます。ここからは、レイアウトを考える場合に意識したいおすすめポイントを紹介していきます。
■2-1基本のデスクレイアウトをマスターしよう
まず、一番面積を占めることになる、ワークスペースのデスクレイアウトを考えてみましょう。デスクはただ並べれば良いわけではありません。働き方や職種によっても理想的なデザインは異なります。基本となるデスクレイアウトをご紹介します。
・アイランド型
アイランド型は日本の会社ではとても一般的なレイアウトです。デスクを複数横並びにくっつけて、向かい側には同じ数のデスクを向かい合わせになるように配置するパターンです。
アイランド型がおすすめなのは、グループワークが多い業務です。プロジェクトや部署ごとに一つのアイランドを構築すると、常に同グループの社員の状況が把握できるからです。このレイアウトはあまり職種に関係なく採用できるので便利です。
・背面型
背面型はパーティションや壁に向かって座るタイプのレイアウトです。横並びに他の社員はいますが、視線が直接交差しないのでプライバシーが保たれやすいです。このパターンのデザインだと、集中して個人作業ができるというメリットがあります。
・フリーアドレス型
フリーアドレスという言葉通り、社員ごとに特定のデスクを割り当てないのがこのレイアウトの基本です。社員は一定の場所ではなく
好きな場所に座ることになります。あるいは空いている場所に自然と座るようになります。このレイアウトの詳細については、後述します。
・ブース型
ブース型は個室感が高いレイアウトです。高めのパーティションやパネルによって周りとの境界線をはっきりさせるので、他の社員の視線や立てる音などをシャットアウトしやすくなります。このタイプはプライバシーや集中力重視のスタイルなので、プログラマーやデザイナーなど個人プレーが多いタイプの職種におすすめです。
・同向型
銀行や店舗型オフィスなど来客が多く想定されるなら、同向型がおすすめです。このタイプだと顧客に対して背中を向けることがありません。また、他の社員と視線が合わないので集中して個人の業務に取り組みやすいという利点もあります。このレイアウトなら、上司は最後尾にデスクをかまえて社員たちを管理することも容易になります。
このようにデスクレイアウトは様々にありますが、職種や作業内容によって最も理想的なレイアウトを選ぶことをおすすめします。
■2-2フリーアドレスならコスト削減にもなる
上の方で紹介したデスクレイアウトの中でも、最近人気が高まっているのがフリーアドレス型です。先述のように、フリーアドレスタイプのデスクは特定の個人ではなく、オフィス内にいる社員全員が利用できます。
フリーアドレスのメリットの1つは、島型などのように特定のデスクでいつも同じ同僚たちに囲まれて作業することがなく、違う社員とも隣り合わせになる可能性が高まるという点です。これによって社員間のコミュニケーションをもっと活性化させることが可能です。
別のメリットは、スペース削減やコスト削減です。特定のデスクを社員1人1人に用意する場合、社員数×1人分の作業スペース(3坪前後)が必要です。しかし、営業部など常に社内にいるわけではない社員が多ければ、必ずしも全ての社員占有のスペースは必要ありません。
フリーアドレス型にして、社員全体の70~80%程度の人数を収容できるようにすれば、オフィスの必用総面積を抑えられます。また、これによって家賃コストを下げるという効果も生まれます。
■2-3カフェゾーンでオンとオフの切り替えをサポートしよう
従来のオフィスでは、給湯室があって、そこでお茶を入れるのが一般的でした。あるいはウォーターサーバーや自動販売機などでコーヒーを飲んだりするオフィスも少なくないでしょう。しかし、最近はオフィス内にカフェスタンドを設けるオフィスも増えています。
カフェスタンドがあると社内の雰囲気がオシャレになるだけでなく、オンオフの切り替えがしやすくなるという利点があります。クリエイティブな仕事だけでなく、集中して資料に向き合わなければならない職種など、仕事の合間にリフレッシュタイムが必要な作業は様々あります。カフェスペースを設けることでクールダウンできますし、自然と社員同士の会話も弾みやすくなります。
■2-4隣接するスペースを考えると生産性が上がる!
最後に全体的なレイアウトについてポイントをあげましょう。一つのフロアには、エントランス・社員たちのワークスペース・給湯室orカフェスタンド・複合機エリア・役員室・会議室など様々なスペースが混在します。それらを適当に配置するのではなく、どのスペースとどのスペースを隣接させるのが良いのか考えると、仕事の能率が上がります。
参照:株式会社NJHightech
上の表のように、部署間の関連性をよく踏まえたレイアウトにするなら、必要最低限の動きで済みます。例えばクライアントと接触がある受付は、応接室に近い場所にあるべきです。役員室は社長室の近くがベストでしょう。
オフィスデザインには、働き方や職種によっておすすめのスタイルがあります。オフィス全体のテーマを決めるとともに、デスクレイアウトや隣接する部署をよく考えることで、作業効率や社員のモチベーションをアップさせられます。
とはいえ、理想的なオフィスのデザインやレイアウトをすべて考えるのは簡単ではありません。機能的で快適なオフィスの条件は多岐に渡ります。ですから、オフィスデザイン・レイアウトのプロにデザイン案を依頼するのは賢明です。
「WORK KIT」ではこれまで、小規模オフィスから大規模オフィスに至るまで、様々な形態・業種のオフィスのデザイン・レイアウトを手掛けてきた実績があります。独立系デザイナーを起用して斬新なアイデアを生み出すとともに、常にクライアント様と関連業者との直接契約を推進することでコスト削減も図っております。
現在オフィス変更や移転をお考えなら、ぜひ一度当社の無料相談をご活用ください。