高度な情報化社会が確立された日本にあり、オフィスのセキュリティ対策は
それ自体が会社の信用問題に繋がる程重要な課題となりました。
カードキーや暗証番号ロックなどのセキュリティはもちろん重要ですが、
オフィスレイアウトによってセキュリティを強化することも
可能なのです。
受付は会社内に入る上で必ず通る場所。
必然的に、多くの人間が出入りをし、リスクの大きい場でもあります。
ゆえにセキュリティ対策も非常に重要ですが、
少しの工夫で大きく効果を得られる場所でもあるのです。
例えば、ガラスを用いた明るい空間演出で人の動きを察知しやすくしたり、
ワークスペースと完全に切り離し、監視カメラに一度は映るよう工夫したり。
オフィス全体のリニューアルは難しくても、
会社の顔である受付だけでも工夫することをおすすめします。
オフィスの空間を分けるゾーニングは使い勝手を良くするための手法として
用いられますが、それはセキュリティの強化とイコールと言っても
過言ではありません。
セキュリティにおけるゾーニングは、来客者が立ち入れる場所、
社員のみが立ち入れる場所、社員と来客者が共有する場所という
3種類に分類されます。
例えば、前述した受付は来客者が立ち入れる場所になり、
ワークスペースは社員のみ、打合せルームは共有場所と分けられます。
この分類ごとに床や壁の色などを変えることで、
そこがどんな場所なのかを直感的に把握できるようにすれば、
オフィスを有効に活用できるだけでなくセキュリティ対策の強化にも
繋がるのです。