オフィスワーカーにとって、ワークスペースが快適であることは仕事を進めるうえで重要な条件の一つです。効率よく業務を進めるためには、さまざまな条件を考えなければなりません。例えば、デスク・チェアなどの家具が仕事にマッチしているか、デスクレイアウトが適切か、などがあげられます。
さらに、音・光・匂いといった感覚的な条件も大切なのではないでしょうか。そこで、オフィスなどのワークスペースにマッチする、アロマディフューザーをご紹介します。
2022年度グッドデザイン賞を受賞したアロマディフューザー。国内外のさまざまなメーカーや各分野の専門家と共同して暮らしに寄り添うプロダクトを生み出すブランド「WEEKEND」によって作られました。
瓶にスティックをさすスタイル、あるいは加湿器に付属した機能としてのアロマディフューザーと一線を画すスタイリッシュな姿は、オフィス空間を邪魔することがありません。
好みのエッセンシャルオイルを専用の陶器プレートにたらして、電源を入れるだけ。内臓ファンの気流で、香りを拡散する仕組みです。
充電式リチウムイオン電池を内蔵しているため、電源のない場所でも利用できます。付属のUSBケーブルを差し込み、充電してください。
1日3時間の使用で、連続運転約4~5日、間欠運転で約2週間利用できます。(使用回数の目安は、連続運転で5回・間欠運転で17回)
本体カラーは、ゴールド・ブラック・シルバーの3種類。インテリアに合わせて選べます。
専用の陶器プレートはシンプルなものから、マーブル柄の個性的なものまで、複数のデザインが用意されており本体カラーとの組み合わせを楽しめます。また、プレートは水洗いできるので、衛生的に使用を続けられるので安心です。
この商品は精油本来の香りを最大限に引き出すために、度重なるリサーチと試作を繰り返して生み出されました。なかでも重要なパーツの一つである陶器プレートは、岐阜県高山市にある窯元で特許技術を用いて、一つひとつ手作業で作られています。
一日のなかでも、長い時間を費やす仕事。ワークスペースは、できるだけ心とからだに心地よい空間であるべきではないでしょうか。もちろん仕事に集中できるかどうかは大切ですが、気持ちよく過ごすためにぜひ香りのコントロールも意識してみてください。
政府主導で進められてきた働き方改革のなかに、テレワーク・リモートワークの推進が挙げられます。2020年の世界的なパンデミックをきっかけに、日本でも一気に普及しました。
場所に捉われない働き方でも、オンライン会議や打ち合わせをする場所を提供できるTELブースをご紹介します。
フィンランドのframery(フラメリー)が開発した、防音プライベートスペース「Framery O(フラメリー O)・Framery Q(フラメリー Q)」。外からの音を遮断し、1人での仕事やオンライン会議に集中して取り組めます。
遮音性能が高く、ブース内での会話や電話で話す声は近くにいる人にも聞こえません。周囲を気にせず、会議や打ち合わせができるでしょう。
本体外側のカラーは、マット仕様18色から選べます。インテリアを彩るアイテムの一つとして、コーディネートを楽しんでください。
オフィス家具メーカーOKAMURA(オカムラ)が、これからの働き方も見据えて開発したブース「TELECUBE(テレキューブ)」です。
オフィス内だけでなく、駅構内などの半屋外でも使用ができます。営業活動で外出しているワーカーがオフィスに戻らず集中して仕事ができるなど、活用の幅が広い点も魅力的です。
消火設備を組み込み、材料を厳選して防火性を高めることで、室内でも使える屋根付きの家具を実現しています。すぐれた換気システムが導入されており、空気循環を確実に行えるため感染対策も万全です。
ITOKI(イトーキ)のクローズドブース「ADDCELL(アドセル)」。ワーカーの悩みを解決し働きやすいオフィスを実現してくれます。
長時間滞在でもゆったりと過ごせるサイズのユニバーサルタイプ。電動のドア開閉、車いすでも使える広さなど、さまざまなワーカーをアシストしてくれます。
電動昇降天板なら、体格にあわせた高さに設定でき便利でしょう。ハイスツールや立ったままの利用も可能です。
オンライン会議や電話をするときでも、周囲を気にせず集中できるTELブース。これからの働き方にフィットした家具として、オフィス環境にあわせて取り入れてみてはいかがでしょうか。
近年、室内のウォールアート(壁画)が注目されています。オフィスでもよく見られるようになってきたウォールアートの魅力をご紹介します。
「RELISH(レリッシュ)」は、レタリングアーティストで編成された壁画専門のチームです。レタリングアートとは、カリグラフィーをはじめとした文字を装飾したタイポグラフィのようなアートのことです。
手書きだからこそ伝わるメッセージを届ける手段として、オフィスデザインに取り入れる企業が増えています。
壁に描く「ワード(言葉)」の提案からスタートするのが、RELISHの魅力の一つ。企業やイベントの名称だけでなく、企業理念やミッションなどの想いを可視化できる言葉をともに作り上げていきます。
ワードが決まれば、ラフ作成し、打ち合わせを繰り替えしながら、最終的に実際の壁面に描いて完成します。ポジティブでオリジナリティのあるウォールアートが、オフィスの雰囲気をぐっと高めてくれるでしょう。ではここで、いくつかの事例をご紹介します。
フォースタートアップス株式会社
企業理念をシンプルに表現。木質の壁に白一色で大胆にかかれた言葉は、1段上がったステージ上にあります。ナチュラルな優しい印象で伝えられる企業の想いは、広々とした空間のなかでどこからでも目に入り、ワーカーに寄り添ってくれるでしょう。
株式会社BELLOFF
企業トップ自らが選択した「NOW OR NEVER」という言葉を、さまざまな視点から深堀してデザイン。装飾や絵画を飾るなどのスタイリングが難しいスチール製の扉を利用しました。モノトーンでも、技巧的でインパクトのあるウォールアートになっています。
Secret Office
オフィス会議室に、壁画を取り入れた事例です。アクセントになる壁のグリーンを、文字のシャドウに入れて統一感のある空間になっています。会議室に入った瞬間にダイレクトに目に入り、印象に残るパワフルなアートが魅力的です。
株式会社バズったー
幅6.2m×高さ2.4mのビッグサイズ。社名をデフォルメし、迫りくる力強さを感じられるエントランスの壁画です。事業内容を反映し、勢いよく広がっていくエネルギーにあふれたデザインが、来訪者に強烈な印象を残します。
企業理念を内外に広く知ってもらうためにも、文字で視覚的に伝える重要性を感じていただけたのではないでしょうか。ウォールアートで、これまで使われていなかった「壁」を有効に利用し、オフィスに彩りを添えてみませんか?
いまや働く場所は一つではありません。
パソコンとインターネット環境があれば、多くの仕事ができる時代となりました。自宅、カフェ、コワーキングスペース……。さらには駅などにもテレワークブースが設置され、さまざまな場所で働く人の姿が見られます。
そのような時代の流れのなかで、仕事をするための「台」は、デスクに限定されなくなってきました。
そこでオフィス家具メーカー・OKAMURAが提案するのが、自由な発想で使えるテーブル「nel(ネル)」。ワークスペースだけでなく、オフィスに求められる休憩室やミーティングスペースなどさまざまな空間にフィットするシンプルなデザインが魅力です。
シリーズは「meeting table」と「café table」の2種類で展開。それぞれ、天板と脚部を組み合わせて選べます。
meeting table・café tableの円形天板も、それぞれ脚部デザインを選択可能。café tableの天板形状「異形」は3タイプあり、天板の形にあわせて脚部のデザインも異なります。
カラーは、モダンな空間を邪魔しない「スタンダードカラー」4色+ポップなアクセントになる「ボールドカラー(café table専用色)」4色。さらにライトグレージュが加わり、計9色のラインナップです。シンプルな美しさが引き立つように、天板と脚部は同色となります。
「nel」は、国際的な権威のある「Red Dot Design Award」や、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「GOOD DESIGN」を受賞しています。優れたデザインと革新的な発想が、高く評価されたテーブルであると言えるでしょう。
これからの時代、ウェルビーイングな働き方・健康経営・SDGs・環境に目を向けたオフィス計画は、外せないキーワードとなります。そこで、使っている内装や家具が生まれる背景や、ワーカーの心身の健やかさが保たれるオフィスデザインがますます重要となるでしょう。
「nel」は天板から脚まで全パーツをスチールで構成し、プラスチックを使わず環境に配慮したサステナブルな製品です。コミュニケーション促進を図るためのラウンジやカフェスペース、オンオフの切り替えをするための休憩所などに適したテーブルとしてオフィスで活躍します。
働く場所にとらわれないワークスタイルも、広く一般的になってきました。テレワーク・リモートワークだけでなく、オフィスでもフリースペースを利用するなど、自由に仕事をする場所を選んでいる方も多いのではないでしょうか?
しかし、そんな時に困るのが「収納」。常にパソコンや筆記具・書類などを持ち歩かなくてはいけないので、実は固定席のほうが楽かも……という声も聞かれます。
そんな悩めるワーカーにおすすめなのが、KOKUYOの「THIRD-FIELD(サード フィールド)」です。
「THIRD FIERD」は、必要なツールをコンパクトにまとめて、スムーズにセッティングできるビジネスバッグのシリーズです。「THIRD-FIELD=3番目の場所」が意味する通り、自宅やオフィスだけでなく、どこでも3つ目のオフィスにするための便利なアイテム。オフィスを飛び出して、自由に働いてみませんか?
もちろん、自宅やオフィスでも使いやすい設計になっています。シリーズのアイテムは全部で6種類。ワーカーの業務内容にあわせて、機能やサイズを選べます。
STAND BACKPACK
まずご紹介するのは「STAND BACKPACK」。ノートパソコンやファイルをしっかり収納できるメインポケットと、スマートフォン・マウス・ケーブルなどの細かな機器を小分けできるポケットがついています。上下2層構造なので、バッグの底から物を探す面倒がありません。
しっかり自立するスタンド機能は、バッグを立てかけられない場所でもストレスなく物を取り出せます。
FLAT PC BAG
フル装備を持ち歩かない方には、こちらの「FLAT PC BAG」が使いやすいでしょう。電源コードなどもすっきり収納でき、スマートにバッグインも可能です。
STAND TOOL POACH/STAND PHONE POUCH
さらにコンパクトな収納バッグとして活用できる「STAND TOOL POACH」と「STAND PHONE POACH」。いずれもデスク上に立てた状態を維持でき、スマートフォンスタンドにもなるのが嬉しいポイントです。
STAND DOCUMENT BAG
「STAND DOCUMENT BAG」は、仕事で書類を必要とする方をサポートするアイテムです。自宅やカフェなど広いスペースを使えず、書類を広げられずに困った経験はありませんか?
インデックス付きの仕切りファイルで、必要な書類を分かりやすく保管できると同時に自立させた状態で内容を確認できる優れものです。
あなたの働き方に寄り添うオフィスバッグで、移動が多い働き方でも効率よく取り組めます。オフィス環境をカスタマイズして、もっと自由に楽しく働きましょう。
トヨタコネクティッド株式会社の東京のスタートアップ企業との連携や技術開発、シェアオフィスの交流を目的とした新拠点「GLIP」。
ここは東京から世界への繋がり、グローバルに人が集い、イノベーションを促進する場となっています。今回はアジャイル型のオフィスで、エコ素材を使用したこだわりのスツールや可動性のある造作家具にフォーカスを当ててご紹介。
執務エリアの家具は、アジャイル型のオフィスに相応しいように車輪で移動できるようになっています。ニュートラルな空間を意識しながら、車をモチーフにコーポレートカラーをアクセントにした可動性の高いスツールをデザインしました。マテリアルなどで素材感を活かし、意匠性にもこだわっています。
オフィスチェアに関してはリユースして張地を張替えて使用。新規で揃えるのではなく、長く使えるように生まれ変わらせることで、自然環境にも配慮したオフィスであることをアピールさせます。
Global Leadership Innovation Place(GLIP)は、「リアルな価値創造のためのリアルな出会いと共創によるイノベーション実現の場」のコンセプトを軸に、変化する空間や家具で構成されています。働く人々が使いやすいように自由なレイアウトができ、自然なコミュニケーションを誘発し刺激溢れるオフィスとなっています。