オフィス内装というものが盛んに取り入れられてきたのはここ10年くらいでしょうか。
それまでもオフィス内装は存在していたのですが、日本経済におけるITインフラの発展や、IT業界の広がりと共にオフィス内での業務が広がり、企業がオフィスデザインに対して向き合うようになってきた事が要因のひとつとなってきているのではないかと考えます。
今やオフィス内装はスチールパーティションなどの間仕切り工事以外にも近年では店舗内装のような造作工事と呼ばれるガラスをはじめフローリングや石材など、様々な素材や工法を用いる仕様も多く一層複雑化されてきています。複雑化された仕様のオフィスは様々な工事のステップを踏むため、手配や工事期間も昔ほど早くはありません。
また、オフィスデザインというと内装工事だけに目が行きがちですが、防災設備や空調設備、ITやセキュリティなどのインフラに至るまで、普段あまり気にしていない部分の工事が必要である事に直面する機会となります。
こうした多岐に渡る工事の重ね合いでオフィス内装の工事は一段と工期のかかるものとなってきております。退去の時期の問題もあり十分な計画や工期も取れなく、当初描いていた事が実現できない企業も多く存在しています。
しかしながらこのようなステップを踏み、完成したオフィスは社内外を魅了するような快適な空間となり、企業にとって業務効率やコミュニケーション、採用、また対外的にはブランド力まで与えてくれるような環境となるでしょう。
オフィス移転やオフィスリニューアルの際にオフィス内装工事を成功させるためには、複雑化されたオフィス内装に対して、早いタイミングでオフィス内装やオフィス設計の専門会社に相談することで相場の期間やコストを把握すること。こうして自分たちの計画時期や費用を最初に明確にしていく事が大切です。
ただ任せてしまうとその会社は時期やコストが見えない分、明確な答えは出せなく何処かで依頼者とのズレが生じるでしょう。オフィス移転やオフィスリニューアルを計画するならば、計画を始める時点で期間や予算などの予測を専門会社に相談しておく事が大切です。入居が決まったタイミングから始めるオフィス内装工事のコンペよりよほど効果は高いでしょう。
オフィスの解約予告は3ヶ月から6ヶ月とも言われています。
通常、物件が見つかってから解約予告を出す事が多いため、物件を探すタイミングと同時にこうしたオフィス内装関連の会社に相談してみるのはいかがでしょうか。きっと良いオフィスづくりや物件選定のアドバイスが得られるでしょう。